IMG_20210529_214826
プロスペックスのファーストダイバー&セカンドダイバー現代デザインにファブリックストラップが装着されたモデルが追加され6月25日に発売されます。

公式HP

なんでも、ファブリックストラップ仕様は「史上初」だそうで、巷ではNATOストラップへの換装が市民権を得ているだけに、少し驚きました。
ファブリックストラップは、耐久性や清潔感、雨の日に使いにくいなどの難がありますが、SSブレスのように重くない、ラバーベルトのようにベタベタしないですし、何より、肌触りが良いのが一番の利点といえます。

今回、ファブリックストラップは色違いで2本付属するとのことで、セイコーとしても耐久性や汚れなどのネガを払拭すべく、このような措置をしたのでしょうか。

しかも、ファブリックストラップ自体も織り方に拘るだけでなく、パーツにしっかりと「SEIKO」ロゴを印字するなど、しっかりと作られているのも評価が高いです。
IMG_20210529_215900

価格は、137,500(148,500)円(税込)で、

 SSブレスより5,500円安く、

 ラバーベルトより16,500円高く

なっています。

(括弧内はセカンドダイバーの価格)


税抜にすると

 ラバー    110,000(120,000)円

 ファブリック 125,000(135,000)円

 SS      130,000(14,0000)円


という値段構成となっています。ただ、ファブリックストラップは2本付きますからね。1本あたりの値段は未調査ですが、1本だけならラバーベルト仕様と値段はそう変わらないのではないでしょうか。

文字盤デザインを見ると、ヴィンテージ調のインデックスと梨地ダイヤルから、セカンドダイバーは明らかに新デザインであることが分かります。
一方、ファーストダイバーはというと、SBDC105と似ている!?と思ったので比べてみました。
IMG_20210529_215000
比べてみると3針が、ゴールドからスチール調に変わっており、また、文字盤・ベゼルインデックスもヴィンテージ調に変更されています。
また、新モデルはISO新規格に対応して、日付横にインデックスが追加されていますね。(SBDC105も新規格に対応してモデルチェンジされています。)


ファブリックストラップのダイバーズで、1番最初に思い出したのが、ジェームズ・ボンドが着けていたサブマリーナです。
現在、ロレックスにおいてはサブマリーナはSSブレスのみで、ファブリックストラップはオプションとしても用意されていません。
しかし、ブライトリングやオメガ、チューダーなどはファブリックストラップ仕様を用意しており、単体でも購入することができます。

ブライトリングは、捨てられたり流されたりした漁網などを用いたリサイクルナイロンのみで作られたストラップを展開しています。いわゆるサスティナビリティというやつですね。
お値段もそこそこします。私のように並行店で購入したので、なんだか正規店でストラップだけ注文しにくい人でも、今はオンラインショップで購入できます。いい時代になりました。(画像は一例)
IMG_20210529_222708

公式HP

オメガは、��ポリエステル素材を用いたもので、ブライトリングのようにサスティナビリティを謳っていませんが、公式HPから確認できるだけでも数十種類の中から選ぶことができるのが大きな特徴といえます。
価格は19,800円+税
IMG_20210529_223819
公式HP

チューダーは、織り方や糸に拘ったファブリックストラップを製造し、ブラックベイやフィフティエイトなど、ほとんどのモデルにファブリックストラップ仕様を設定しています。
IMG_20210529_224654
公式HP



正規品のファブリックストラップはハッキリ言って高いです。
ただ、そこいらの安物とは出来が違いますし、ロゴ入り純正尾錠が付きであるところも大きなポイントです。
値段は高いですが、新たに時計を一本買うよりは安いですし、長く使いたい(使っている)時計ならば、季節や気分に合わせてストラップを変更するのも時計の楽しみ方の1つです。

当モデルのストラップ単体購入はもうちょっと先になるでしょう。
新モデルはパーツセンターへのストックが発売後少し先になるので、将来的には「補修パーツ」として購入できるようになるのではないでしょうか。
価格は7000〜9000円の間くらいだと思います。

このように見ていくと、今回のファブリックストラップモデルの追加というのは、時計業界のトレンドに乗っているといえますね。




よろしければポチッとお願いします。更新の励みになります🙏
人気ブログランキングへ

時計ランキング