
昨日の機械式ザ・シチズンと同じタイミングで復活が発表されたシリーズ8。
セイコーでいうGALANTE的な新たなブランド戦略でもって展開されたブランドでしたが、約10年という期間をもってあえなく撃沈。
正直、デザインとムーブメントと価格のバランスが悪かったように思います。高いのが良ければ、ザ・シチズンでいいし、エコドライブがよければアテッサがあるしといった感じ。
シリーズ8の歴史については、私よりも大変素晴らしくまとめてくださっているブログがありますので、そちらをご覧下さい。
さて、この度復活したシリーズ8はといいますと、これまでの重っ苦しいデザインからシュッとしたデザインになって、リバイバルしております。
かつてのデカ厚一転、ケース径をいずれも40mmに抑え、厚みも10〜11.7mmに収めています。

【価格と精度のバランス】
機能面から比べていくと値段の違いはまず、キャリバーの違いであることがわかります。
830と831はケース形状が同一ですが、キャリバーと文字盤(830は3層MOPを採用)の違いにより+60,000円となっています。
そして、最上位モデルたる870が220,000円。
830からさらに+20,000円で、831との価格差は90,000円弱もあります。
正直、私は870は831を基準にすると割高だなと思いました。ケース加工やブレスの仕上げなどの違いでしょうが、カタログスペックやメディアの紹介の仕方から、831に+90,000円の価値は見いだせません。もちろん、831の値付けが安すぎる、というのなら話は別ですが。
かのザ・シチズンに搭載せしcal.0910の精度が-5秒〜+10秒だったことを鑑みると値段を抑えたという評価もできなくありません。
ちなみに、セイコーcal.6L35のスペックは、
-10秒〜15秒 パワーリザーブ45時間
同cal.6R35は、
-15秒〜25秒 パワーリザーブ70時間
同cal.4R35は、
-35秒〜45秒 パワーリザーブ41時間
であり、cal.0950の価格帯的にライバルとなるcal.6L35、cal.9051のライバルとなるcal.6R35のいずれにも精度面での優位性を発揮しています。セイコーのcal.6L35搭載モデルは30万円台、cal.6R35搭載モデルはシャープエッジシリーズやファーストダイバー現代モデルが10万円ですが、一桁万円台のラインナップも充実しています。
つまり、870・830はセイコーより高精度であり安い。831はセイコーより高精度で価格は同程度。ということになります。
セイコーは、20万円台機械式のラインナップがほとんどありません。
おそらくこの隙間を狙って870は値付けされたのだろうと推測します。
(20万円台抜けについて触れた記事)
【耐磁性能】
第2種耐磁というのは16000A/mに耐える性能だそうです。
耐磁時計として有名なミルガウスが80000A/m、グランドセイコー耐磁モデルが40000A/mに耐える性能を持っています。
JIS規格では「非耐磁」「第1種耐磁」「第2種耐磁」の規定しかありませんので、8シリーズは最高ランクをクリアしていることとなります。
これは、パソコンやタブレットから1センチ離せば磁力の影響を受けないことを示しています。
【まとめ】
どんなに写真がカッコよくても、実際に手にとってみないと時計の本当の魅力は感じることができません。
発売は8月と、まだ先ですが実物を手にとってみるのが楽しみです。
シチズン冬の時代が明けようとしています。日本の二大マニュファクチュールとして相応しい機械式時計の発表となりました。
あとは、変に触手を伸ばしてエコドライブを搭載することなく、初志貫徹で機械式時計ラインとしてシリーズ8をもう一度育ててほしいと思います。
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