君は、まだ人生の途中だというのに一生を見据えた時計を選ぼうなどとは、おこがましいこととは思わんのかね…
ネットや雑誌などで一生モノの時計として様々な種類の時計がこれまで紹介されてきましたが、最近、私はようやく真理にたどり着きました。
一生モノとは、「結果」に過ぎないのだということを。
人の一生が千差万別であるように、一生モノの時計が何になるかも千差万別なのです。
だから、やれパテック・フィリップだ、ロレックスだと言われても、「余計なお世話だ、人の一生に口出しするんじゃねぇ!」ということです。
そして一生モノにしてやろうと、気張って購入した時計ほど一生モノにならないという事実。
一生モノになるかどうかは、時計と出会った経緯やともに歩んだ思い出のほうが、時計そのもの値段や機能の何十倍も重要な要素となります。
一生モノになるという重荷を背負わされた時計は、思い出が一生モノにするということしかないから、薄っぺらいんですよね。
私の今のところの一生モノになる可能性を秘めた時計は2つ。
一つは、結婚した際に購入したブライトリング、スーパーオーシャン2。
もう一つは、今も交流が続いている、地方の時計屋の親父さんに棚の奥から出してもらって購入したシチズン、チャレンジダイバー。
どちらも金額的には大したことないですが、人との出会いや紡いだ思い出は価格以上の価値があり、決して手放そうとは思いません。
先日紹介したロレックスミルガウスZブルーは、一生モノの時計になるという業を背負った時計です。
実は、売却しようと考えています。
売却したお金で妻には「カルティエ パンテール」、僕はグランドセイコーの9Fクオーツでも買おうと考えています。
結婚して来年で10年なので次の10年も共に歩んでいこうねという思いを込めて。
コメント