
【コンセプト】
日本の二十四節気は絶えず変わる四季を意味しています。
アメリカ国内限定で発売される2本の特別なグランドセイコーのヘリテイジコレクションを紹介します。
この2本のデザインと機械は共に日本の自然の絶え間ない時の流れと自然を現しています。
【デザイン】
新作は、霜降(そうこう 秋の終わりに露が霜となって降り始める頃)をお祝いするものです。
秒針とパワーリザーブインジケータで用いた緑は、秋の終わりの京都の嵐山にある竹林からとったものです。
京都の嵐山の竹林は、荘厳な竹の幹と多く茂った竹から太陽の光が射し込む魅力的な様は世界的に絶賛されています。
嵐山を散策すると聞こえてくる竹のさざめく音は、京都にある美しい竹林のなかでも特に夢のようだと言われており、環境省の日本の100景にも選ばれています。
文字盤の縦筋は竹の幹を表現しています。
新作はともに、自然の刹那に敬意を払っており、緑の色合いは「光(シルバー文字盤のSBGA427)」と「影(グレー文字盤のSBGA429)」によってより印象的になります。
これらは、グランドセイコーの匠の技術によるものです。
【スペック(共通)】
外装:SS 交換用クロコダイルストラップ附属
横幅39.0mm×厚み12.3mm
機械:9R65(スプリングドライブ)パワーリザーブ72時間
価格:5,000USD
グランドセイコーヘリテイジコレクションに京都の嵐山の竹林と二十四節気のうち霜降をモチーフにしたモデルが追加されます。
ただし、アメリカ国内限定です。
SSで39.0mmの通常モデルが3,800USDですので、大きさだけで比較するとプラス1,200USDとなりますが、41.0mmのモデルは4,900USDのプライスタグを掲げていますので、限定+クロコダイルストラップ追加を考えると迷う価格設定となっています。
日本でもヘリテイジコレクションは、AJHH(日本正規時計協会)限定モデルが390本で2020年2月に発売されました。
こちらは41.0mmかつブライトチタン、特製ボックス付でした。(68万円)
先日、私が対応したお客さんがつけてらっしゃいました。
秒針の赤が物凄い存在感を放っていました。写真で見るより派手な時計だなぁと感じました。
そして、41.0mmというサイズ感もボリュームがありました。
決して華奢な方ではないのですが、時計の存在感はすごかったです。
以前は9FのGMT(限定)をはめてらしたので、限定好きの方と思料されます。
グランドセイコーは、地味だ地味だ言われていますけど、モデルによっては普遍性と官能性の両方を持ち合わせています。
ただ、それらが数量限定だったりマスターショップ限定だったりで、目にする(手にする)機械が限られるのが残念ですね。
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