yahoo記事などの時計記事には、何故か時計に興味がないであろう者から、ご丁寧に「スマホで十分」というコメントがある。
興味がなければ読まなきゃいいのに、コメント残さなきゃいいのに、と毎回思う。

また、予算5万円で選ぶだの予算20万円で選ぶだの記事も多い。時計に興味のない人は、必要性を理解しつつも費用を最小限に抑えようとするし、その1本ですべてが賄えるわけでもない。

そんな話は置いておいて、腕時計は複数の顔を持つ。
一つの顔だけに注目してしまうと、先の「スマホで十分」「一つの予算で一つの時計」という結論にたどり着く。

腕時計には3つの顔がある。
 ①時間を知る(測る)
 ②ファッション(=身だしなみ、TPO)
 ③資産
どれに注目するかで、選ぶ機能や素材が変わる。
正確な時間という点では、いかなる高級ブランドの時計でもGPSや電波時計には敵わない。
冠婚葬祭にジャージで出席しないのと同様に、きちんとした場ではきちんとした時計を着ける。(着けないという選択肢は無しでお願いします。)
時計に興味はないが資産としての価値を認める人は、資産価値の高い時計を買って保管すれば良い。

そして、TPOは3つに分かれる。
 ①仕事
 ②私生活
 ③冠婚葬祭
どのシーンで使うか(どのような仕事しているか)でもどんな時計を選ぶのかが変わってくる。もちろん、①・②を兼用できる人、①・③を兼用できる人もいるだろう。
たとえば、建築業の方で、趣味がアウトドア、ファッションもアウトドアブランドという人は①と②が兼用できるであろうし、自動車ディーラー勤めの方は①と③を兼用できるかもしれない。(場合によっては②も)

さて、時計に興味がない御仁に時計を購入いただくためには、上記の要件を満たした時計を提案する必要があるが、すべてを満たす最強の1本を提案することはできない。
なぜなら、なるべくお金を払いたくないからだ。

なんでもいいなら、ROLEXのオイスターパーペチュアルかグランドセイコーの9Fクオーツの好きなやつか、ザ・シチズンの年差±5秒エコドライブモデルでいいんじゃないですか、という回答ができるが、30〜50万円以上と大変高額。
はっきり言って意味のない提案。

と、いうわけで、これから不定期に、

 予算5万円で3本
 予算10万円で3本

だと、どのような提案ができるかという記事も書いてみたい。もちろん、3つのTPOのうちどれを重視するかで提案する内容(予算配分)が変わる。
毎日使うものだから良い物を使いたいたいという人もいるだろうし、毎日使うものだから安いもので十分という人もいるだろう。

提案するにあたっては具体的な人物像を想像してみる。
また、価格は実勢価格。高級ブランドや限定モデル以外はたいていディスカウントとした値段で販売されているので、定価での提案は意味がないからだ。
そして、ネットや大手家電量販店で購入できるもののみとした。どこで売っているかもわからないブランドや、高そうで入りづらい…という店にしかない物を提案してもしょうがないからだ。

提案内容は、予算配分よって時計偏差値が変わる。すべて偏差値50のものもあれば偏差値65×1、偏差値45×2というものもある。
これを買え!というわけではなく、時計選びの参考にしてくれればと思う。



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