スヌーピーコラボの頂点と言えば、オメガスピードマスター「シルバースヌーピーアワード」です。

定価168万円のところ、プレミアが付いて市場では220-240万円ほどで取引されています。

また、オメガ×スウォッチでも2025年10月に新作(期間限定)モデルが出ましたが、複数本発売されています。
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(画像出典:スウォッチHP)
ちょっと高いなぁなんて方にはオリエントがおススメ。
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(画像出典:オリエント公式HP
無機ガラスだったり、サファイヤガラスでも無反射コーティングが無かったりとちょっと気になるスペックではあるけれども、搭載されているムーブメントはパワーリザーブ40時間以上、日差+25秒~-15秒(静的精度)であり、同価格帯のセイコーのcal.4R36よりも高精度なので、それなりには満足できるはずです。
こちらのモデル、2025年3月に発売されましたが、世界3800~7650本なのに国内向けは150本と何とも寂しかったのですが、オリエントマコ 40とオリエントバンビーノ 38(上記画像の左端と右端)が海外分より各300本を国内向けに追加販売されることになりました。
やっぱりこのぐらいの価格帯は、欲しい!と思った時に衝動買いさせてしまう価格帯なんでしょうね。

しかし、キングセイコーのスヌーピーコラボモデルはそうはいきません。
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(画像出典:セイコーHP
文字盤に登場するスヌーピーは“キング”よろしく、王冠を被っています。
ウッドストック、スヌーピーの「黒・白・金」が際立つデザインとなっています。
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そのほか、裏蓋のイラスト、専用ボックスの採用、というかたちになっています。
国内限定150本ということで、国内でしか購入することができない超限定仕様です。
セイコーウォッチサロン限定ですが、サロンは全国128か所あり、ブティックなど直営店に厚めに配置されることを考えると1店舗あたり1本がいいところでしょう。

気になるお値段は、、、税込495,000円と、レギュラーモデルよりも10万円も高くなっています。
ううむ…
セイコーのコラボモデル高すぎ問題、ありますね。
たとえば大谷翔平コラボGMTダイバーズ、

たとえばディズニー100周年


大谷翔平コラボGMTダイバーズは、いずれもレギュラーモデル+10万円。
ディズニー100周年モデルは+25万円。

オメガがスヌーピーとコラボするのは、オメガがシルバースヌーピーアワード(宇宙飛行ミッションの成功に大きく貢献した人物、企業に贈られる賞)を1970年に授与されているからいいんです。
(別にセイコーがコラボしちゃダメというわけではない)
「そのコラボモデルが欲しい!」と思わせるのはそのバックボーンがあるからで、やっぱり一朝一夕にはできないんですよね。
だからこそレギュラーモデルより40万円も高く、非限定であるにもかかわらず入手困難(プレミアムが付いている)なのはそのためです。

下手なコラボは互いの企業価値を損ねることにもなりかねません。
大谷翔平コラボは長年続けているし、スポンサー料を払っている(おそらく年々高くなっている)以上、コラボモデルで取り返さないといけないにしても、ぽっと出のキングセイコー×スヌーピーでよく+10万円にしようと思ったな、というのが正直なところ。

やっぱりコラボモデルにこれだけの追加フィーを支払うのならば、
 ・圧倒的なバックボーン(レガシー)
 ・追加機能
 ・素材変更
が欲しいです。

カワイイ!だけで衝動買いできるほど可愛い値段じゃないですしね。