エボリューション9シリーズの白樺モデルはケース径こそ40㎜と一般的なサイズですが、バンド幅が22㎜もあり、意外と細腕の方々には装着しづらい感があります。
しかし、今年発売された37㎜モデルはバンド幅が20㎜と、一般的なサイズに収まりより多くの人が選択できる幅が拡がりました。
一方で、ブライトチタンを採用しケース・バンドで100gと軽量なものの、定価150万円はやっぱり高価。
SSや機械式ムーブメントの採用で価格が安くなることを願って、前回の記事の締めとしました。
(画像出典:グランドセイコーHP)
今回、新たな白樺37㎜が11月8日(土)発売予定として発表されました。注目すべきは、その素材で今回はEBS(エバーブリリアントスチール)を採用。SSよりもワンランク上の素材です。SS以上ブライトチタン未満といったところ。
毎回思うのですが、EBSを比べるときはSUS904Lと同等に扱っていいのでしょうか…
そのほか、グランドセイコーには珍しい紫文字盤。
これは、セイコーがオフィシャルタイマーを務めた世界陸上東京大会2025モデルとして発売されたモデル群に引っ張られたのでしょうか。(そんなことはないと思いますけどね)
実際は、「厳冬の信州に広がる「樹氷」の森の夜明けを表現し」たそうですが、世界陸上モデルを見た後だとどうしても「江戸紫」を思い浮かべてしまいます。
さて、問題の希望小売価格は1,463,000円(税込)、全世界1,300本限定(日本国内700本)です。
さすがにEBS採用ということでブライトチタンとの価格差は5万円ほどしかありませんでした。
40㎜モデルとの比較は上図のとおりです。
いずれもスプリングドライブモデルで比較しています。
実際には搭載ムーブメントが違うので一概には言えないものの、上位(高精度ムーブメント)を使う≪コストアップ≫、素材の使用料が減る≪コストダウン≫、の差から概ね±5万円が一つの基準ですかね。
今のところ、EBS×スプリングドライブの40㎜モデルはありません。(ハイビートモデルのみ)
上記方程式に当てはめると、
EBS×スプリングドライブ(40㎜)は税込141万円程度
SS×スプリングドライブ(37㎜)は税込132万円程度
になることが予想されます。
おいそれと手が出る値段ではないですが、次の一手、どうしても期待してしまいますね・・・


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