角型でローマン数字であれば、それはもう「カルティエ・タンク」なんよ。
1917年から積み上げた歴史には、もはやどのメーカーも抗えない。
どう頑張ったって、角形×ローマン数字にしたら、カルティエ・タンクがちらつくのは致し方ないこと。しかし、ここ数年のジュエラー系メゾン(だけではないけど)の値上がりは半端なく、カルティエもそれは同じ。

お手頃価格(?)であったタンクマストも今や、下図のとおり。
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クオーツモデルで約55万円、自動巻モデルは80万円という価格です。
うーん、高い。

一方、世の中を見渡すと、角形×ローマン数字のモデルはたくさんあるわけで、別にカルティエでなくとも・・・と考えるのも悪くないんじゃないでしょうか。

①『モーリスラクロア FIABA
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今年、新たに「FIABA」に角形モデルが加わりました。
一応、レディースとしての展開を主にしていますが、ご覧のとおり、タンクLMサイズとほぼ同じですので、メンズとしての活用もできます。
幾つかラインアップがあるので気になる方は、上部リンクから公式HPに飛んで確認してください。
クォーツモデルのみですが、10万円台で手に入り、ゴールド(PVD)やベルトの色違いなど選択肢も様々。
日付表示が無いのが、欠点かもしれません。

②『ロンジン ドルチェヴィータ
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ロンジンドルチェヴィータといえば、レディースモデルのラインアップが豊富(店頭に並んでいるとは言っていない)ですが、メンズ対象ともなるモデルも1種類だけあります。
ドルチェヴィータの特徴は、縦に長いこと。そして自動巻モデルであり、日付があることです。
何だかレベル〇のようなモデルもありますが、SSブレスでも値段が変わらないのはいいですね。
税込20万円台ですし、ブランドイメージからも、お客さんよりいい時計をしている、なんてことにはなりにくそうです。
これもETAベースの汎用ムーブメントのなせる業でしょう。

③『フレデリックコンスタント クラシック
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意外な(?)伏兵、フレデリックコンスタント。
デカいものから、LMサイズよりも小さなものまで。
私はオープンハートが好きじゃないので、こちらのモデルは選びませんが、万人受けしやすいバーインデックスモデルもあり。
クォーツモデルのスモセコは嫌いじゃないです。

④『セイコー セレクション
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もう、これでええでしょう。
迷う値段でもなく、迷うデザインでもない。

角形時計、気にはなるんだけどなかなか購入には至りません。
かつて私も「サントスガルベLM」を所有していましたが(今、ものすごい高騰している!)、これもやはり「カルティエだから」買ったと言っても過言ではないでしょう。

結局、いろんな時計を買ったとしても、何だかかんだ原点に戻ってしまう気がするんですよね。
だったら最初からカルティエ行っとけと。
でも、高くて手が出ない。
ローマン数字にこだわらなくとも角形時計の雄であるレベルソも同様です。

つよつよデザインが君臨している以上、それを乗り越え、スタンダードとなるモデルが現れない限り、私のコレクションには加わらないような気がしならないのです。

皆さんはどうですか?