シチズンブランドのなかでモデルラインアップ数が少ないのが「クリエイティブラボ」コレクションです。
第一弾が一度のフル充電で1年保つcal.E365を搭載したエコドライブ365の3モデルだけですから仕方がないといえば仕方がないのですが。

こちらのモデル、その技術力の高さとは裏腹にあまり人気がありません。
大手家電販売サイトでも3割引き・・・とまではいきませんがそこに近い実勢価格で販売されています。
そしてまだ限定モデルが買えるという・・・
やはり大きさがネックなのだと思います。
最初の記事でも書きましたが、やっぱり42.5㎜はおおきいですね。アーカイブからデザインを拝借しているから尚更です。
う~ん、惜しい。


今日の本題はこちらではなく「サテライトウェーブX」です。
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こちらのモデル、紹介ページには『2014年発売の「エコ・ドライブ サテライト ウエーブ F100」から10年を迎え、10を意味する“X”を付けた「Satellite Wave X」』とあります。
また、『「エコ・ドライブ サテライト ウエーブ F100」の個性的なデザインを継承』とのこと。

皆さん、10年前のサテライトウェーブF100を覚えていますか?
私はあぁ~っと思い出しました。
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今でも当時のニュース記事はシチズンHPから読むことができます。

確かにデザインはF100を継承していることが分かります。
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スペックを比べてみると、当時世界最薄を誇ったF100だけあってさすがに、Xよりも薄い仕様。
しかしそのほかのスペックはほとんど同じです。
驚くべきは価格。
10年前と税抜き価格が同じって!F100白文字盤こそ17万円でしたがほぼ誤差でしょう。
税抜き195,000円とかになっていてもおかしくないところ、価格据え置きは企業努力の賜物でしょう。
デザインはそれぞれの好みもありましょうが、コンステレーションの12角形ダイヤルのようで私は新モデルの方が高級感があって好きですね。

ちなみに価格に関しては当たり前のように実勢価格では値引きされており158,400円ほど。
チタンのGPSモデルがこの価格で手に入るってスゴイ!
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ちなみにライバルたるセイコーアストロンのGPSチタンモデルの定価がこんな感じですので、もう圧倒的に安いです。

そして、「継承」といって忘れてならないのがもう1モデル。
チタニウム技術50周年記念チタニウム技術50周年記念フラッグシップモデルのCC4025-82Eです。
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デカい、厚い、高いの三拍子そろった超絶モデルでしたが、F100とXをつなぐ大切なモデルであることは言うまでもありません。
さすがに積んでいるムーブメントも違いますし、値段の比較という点では格上かもしれませんが、デザインコンセプトは一緒と言ってよいでしょう。
気になって中古を調べたらだいたい32~33万円。
現在cal.F950を積むフラッグシップモデルの定価がだいたいこのぐらいですから、元値55万円&限定ということを考えたらありっちゃあり?



ここまで褒めたサテライトウェーブXですが、唯一の欠点があります。
それは大きさ。365と同じ匂いがします。
45.4㎜は大き過ぎです。
アストロンが40㎜を切るモデルからラインアップしていることを考えると、たとえ安くても使いずらさが勝ってしまうのではないかと心配です。

値段×性能×外装の3方よしモデルですが、唯一の欠点が(文字通り)デカすぎる。
10年経った後継モデルなら、せめて42㎜ぐらいに抑えてくださいよ~