こちらは原宿のSeikoSeedで撮ったものですが、旧セイコー5の特徴と言えば、バリエーションの多さでした。
そのバリエーションとは、文字盤やベゼルの色違いなどではなく、ケース形状もたくさんあったことを言います。
2019年に復活した現在のセイコー5は、限定モデルを含めると数え切れないほど沢山のモデルが発売されました。
搭載ムーブメントや針の形状、径の違いなどありますが、大きく分けてリューズ4時位置のモデルとオーソドックスな3時位置のモデルの2モデルで頑張ってきました。
(途中、初代5スポーツ復刻というイレギュラーなモデルもありましたが)
最近、SNXSを祖とするSNXSシリーズ(そのまま!)が追加となり、3モデル体制となったところでした。
ちなみに旧SNXSシリーズは1万円を切るぐらいの価格でも買えるとにかく安いモデルでしたので、税込5万円ちょっとする新シリーズは、旧モデルを継承したとはいえ、格が2回りほど上がりました。
シビックがレジェンド、とまでは言いませんが、シビックがアコード並みになったというところでしょうか。
そして、第4の刺客としてヘリテージデザイン復刻モデルが登場しました。
デカそうに見えますが、横は38.5mmほどしかなく、厚さも12.4mmというスペックです。
世界限定9,999本は、もはや限定か…?と言いたくなりますが、一応、当モデルは限定モデルです。
ちなみに、前述した初代5スポーツ復刻は、「世界限定:15,555本(うち国内:1,300本)」という内容でしたので、2色展開ということを考えると、実質的に本数は増えています。旧ロゴやスポーツの字体など、初代5スポーツ復刻と同様の意匠が備えられています。
ブレスは初代5スポーツ復刻の流用でしょうか。
本モデル、カラー展開の可能性を考えましたが、初代5スポーツ復刻が1モデルにとどまっていることを考えると、どうも望み薄のようです。
セイコー5においても、「復刻モデル」というのは特別な位置付けなようですね。
これは、これまでの反省かもしれません。
プロスペックスではファーストダイバーを酷使しすぎました。2匹目3匹目のドジョウを狙って、結局モデルの価値を貶めることに繋がったと思っています。
今のところ、セイコー5でのケース形状変化の愉しみは3モデルに限られそうです。
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