予算感が私と似ている(頑張って60)方々は、チューダーの新作は心躍るものがあったのではないでしょうか。
買う/買わないは別にして、予算に合う時計が発表されるのはやっぱり気になるし、見に行ってみようかな、という気にさせます。
「気にさせる」というのがまたまた嬉しいのであって、入り口で門前払いくらったり、どうせ買えないしな…と諦めてしまうような価格やモデルなのがいいんですよね。

さて、2024年の新作チューダーの注目モデルは2つありました。

【58GMT】
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39mmという程よいサイズ感に加え、12.8mmという厚さで登場しました。
昨年発売されたブラックベイプロGMTは41mm×14.6mm(545,600円~) ブラックベイGMTは41mm×14.6mm(568,700円~)というサイズ感でしたから 、お値段アップはともかく、装着感はこれまでのモデルより良いことは想像に難くありません。
今年はGMTマスターにいよいよコークモデルか!?なんて言われてましたが、蓋を開けてみると、チューダーで、しかも58でコークというウルトラCでした。
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こうしてチューダーのGMTラインは、スチール、ペプシ、フジツボ、コークが揃い、後はバットマンが来れば・・・という形になりました。
ロンジンのスピリットGMTが48.9万円~ですが、精度はクロノメーター級ですし、39mmはいいですが厚さが13.5mmあります。
この点、58GMTのデザインの安定感、機械精度、装着感は1枚上手と言えるのではないでしょうか。

【ブラックベイ41】
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これまでブラックベイ41は数多のモデルが登場してきました。
過去には79230Nのようなオーソドックスなモデルもありましたが、インデックスが金で縁取られていたり、ちょっと一癖あるようなモデルでした。
また、金縁のせいで58との違いもわかりにくかったように思います。
しかし、新モデルはオーソドックスな黒×黒で登場し、金縁も無くなってかなりスポーティーな印象が強まりました。
昨年登場の赤ベゼル、金縁インデックスはかなり人を選びますが、新作はかなり食指が動く人が多そうです。
値段を見ると約60万円。さきほどの58GMTとほとんど同じ金額ですし、手持ちの時計を1~2本処分すればもう少し現実的な価格になりそうです。

以前、50万円そこそこの時計について記事を書きましたが、ロレックスの血を引くモデルですので、10数年前のノンサブ中古を買う気分で購入するのもアリなのではないでしょうか。


惜しむらくは、リベットブレスであること。
58の雰囲気にはいいんですけど、私は普通のオイスターブレス仕様のほうが好みです。
ぺラゴスやレンジャーでは普通の3連ブレス仕様があるので、是非追加してほしいですね。

ちなみに、レンジャーは2022年7月に発表されました。
たぶん、今年も新作はW&Wのものだけではないはずです。

どんな追加モデルが出るのでしょうか。