4月5日にGSの価格が改定されるのは既報のとおりです。





先日、百貨店に見に行きましたが、価格改定のポップがありました。
価格改定、販売店の人は、売りにくくなるのでしょうか。
価格改定前に仕入れたものを価格改定後に販売したら、販売店の取り分はどうなるのでしょうか。

トヨタやダイハツの不祥事も、メーカー側の責任なるも、いつも頭を下げるのはお客さんと直接対峙する販売店側です。


時計の価格は、素材と性能のほかは「ブランド料」しかないと思っています。
もちろん、性能には、ムーブメント(自社/他社)、仕上げ、機能(ダイバーズ、クロノ、2針・・)などがあり、一括りにするのは難しいとは分かっていますが。

メーカーがブランド料をとるためにはブランド価値を形成しなければなりません。
時計のブランド価値形成で難しいのが、時計が「タイム」ピースと称されるように時間がかかることであり、短期間でそれを成し遂げるためには圧倒的な何か(例:リシャール・ミル、ウブロ、フランクミュラー)が無いと難しいことです。

しかも、圧倒的な何か、は一人の天才によることが多く、一人の天才に頼らない企業体は、長年にわたり培ったブランドヒストリーがそれの裏付けとなるため、より時間がかかります。
GSは1960年から続いていますが、過去のブランドヒストリー構築に係るツケを払わされているような感じがします。

「セイコー」ロゴの廃止、コレクションの整理、新開発ムーブメントの搭載など、色々やっていますが、結局メーカーからの一方的な押し付けなんですよね。
かたや、ロレックスやオメガは深海や宇宙など、時計としての機能と限界に挑戦しています。つまりブランドヒストリーを他社(他者)が補完・肉付けしているのです。
ここにGSとの大きな違いがあると思います。

NYにフラッグシップストアを建てたとて、価格を上げ続けたとて、新ムーブメントを開発搭載したとて、プロフェッショナルがGSの時計を使用して何かを成し遂げないとブランド価値はいつまで経っても向上せず、メーカーの「どうだすごいだろう」で終わってしまいます。

三菱自動車がパリダカやWRCで得たブランドイメージがいかに強固なものであったか、今の三菱自動車の販売台数を見ても明らかでしょう。
それほどにまで、実際に何かを成し遂げたということは大事なのです。

GSからは、成し遂げる何かの話が全然聞こえてきません。
自然がどうの、伝統がどうの、の話ばかり。
機能がすごいのも、技術がすごいのも分かってる。で、それが何を成し遂げたのか。
「SEIKO」ブランドが担ってきた範囲(プロスペックス)が、そろそろGSもチャレンジを始めるべきではないでしょうか。

大層な理論ばかり掲げて、経営を語るコンサルタントのような感じです。
(ちょっと言いすぎ)