前回は当ブログには珍しくヨイショ感ある記事でした。


セイコーに限らず、あらゆるブランドで新モデルが発表されると「前の方がよかった」だの「ココが悪い」だの言われてしまうのは、人気モデルの風物詩であり宿命でもあります。
批判が多いということは、それだけ愛されている、気になる存在ということでもあります。

気になる女子に意地悪しちゃう系ブログですが、今回は好きなら好きってちゃんと言うということでの前回記事でありました。

気になる点その①「デザイン」
「もう止めて!ファーストダイバーのライフはゼロよ!」
このセリフどこかで聞いたことがある・・・

ローレルも搾り取られていたのでした。
ファーストダイバーは特別な存在であってほしい。市場は正直です。
中途半端なモデルは受け付けてくれません。
だからこそ、SBDX053SBDX055は限定200(100)本でありながら未だに売れ残り、店頭でもオンラインショップでも購入できるのです。
SBDC101をはじめとする現代モデル群は、憧れのファーストダイバーデザインを手頃な価格で購入できるからヒットするのであって、「復刻モデル」と変わらない価格の「現代モデル」は、キツイ言い方をすれば、偽物なのです。

そもそもマリンマスターには連綿と受け継がれたデザインコードがありました。

SBDX001から約20年、1968ダイバーから数えたら55年近いデザインコードを引き継ぐことなく、新マリンマスターは登場しました

もちろん、新マリンマスターがワンモデルでない可能性もあり、「マリンマスター」というカテゴリーを新たに作っているので、カテゴリー内におけるモデルとして四時位置リューズも復活するかもしれません。

トヨタ自動車は、クラウンはセダンでなければならない!という声に反して、クロスオーバー、セダン、SUV、ワゴン(エステート)を発売しました。
それはクラウンというブランド力をもって購買層のすそ野を広げる戦略(世代・世界)であり、セダンという枠に収まっていては、特定層の買い替え需要(クラウン→クラウン)しか見込めないと判断したからでしょう。

新マリンマスターのデザインは1968ダイバーしか認めない!というのは、クラウンはセダンしか認めないという主張に似ています。
そして、あえてファーストダイバーオマージュモデルを一番最初に登場させたのは、新型クラウンが最初にクロスオーバーを発売したように、変化を演出したかったのでしょう。
そう考えると、やはり「セダン(1968ダイバーデザイン)」が後に控えていると考えるのが自然の成り行きです。

しかし、さんざん酷使されたファーストダイバーデザインを採用したのは、「またか・・・」という
感が拭えず、やはり、一発目から躓いてしまったと印象が非常に強いです。

なお、海外では文字盤の横線がアクアテラのパクリやないかい!と言われている始末。
まあ、似てるっちゃあ似てるか・・・
タイトルなし

でも、デザインだけだったらこんなに「これでいいのか」なんて思われなっかったと思うんですよ。
②に続く。