タイトルなし
グランドセイコーの文字盤は、文字盤の表面の仕上げには定評がありますが、色の展開という意味ではやや単調のきらいがあります。
もちろん、「白ってな200色あんねん」じゃないですけど、「床紅葉」や「花筏」や「岩手の~」やら様々なサブタイトルが付いていますが、一括りにすると「赤じゃん」「白じゃん」になっちゃいます。
この点、メーカーの想いと消費者の受け止めの乖離はあると思っていて、「雪白文字盤が~」と販売員さんに推されても、なかなか響かないもんです。

ですが、エレガントコレクションからブティック限定で発売されるスプリングドライブGMTのカラーリングには惹きつけられるものがありました。
グランドセイコーのオレンジ文字盤は未だかつて見たことがありません。

公式画像では伝わりきらない・・・

と、いうことで「グランドセイコーフラッグシップブティック 銀座並木通り」に行って見てきました。

発売前ということで写真の撮影NGくらって何の証拠もありませんが・・・

新橋方面からロレックス前をとおり、キョロキョロしていると中にいるお兄さんと目が合い、招き入れてくれました。(さすがのおもてなし・・・)
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グーグルマップではまだ工事中ですがこちらになります。(〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目6−5)(オープンは2023年6月23日)
11時30分くらいにお邪魔したので、客は私一人でした。

「オレンジの・・・」と聞くと、奥の正面左側の席に通していただきました。
ショーケースには9S25周年のGMTモデルが2つ並んでいました。

画像から受けた印象は「柿のような色で、たらしこみ技法のようなぼんやりとしたグラデーション」というものでした。
しかし、実際はもう少し「繊維感」があり、画像から受けた印象とは異なりました。
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「繊維感」というのは↑の画像から何となくのニュアンスを受け取っていただけると思います。
想像とは違いましたが、なかなか攻めた色使いで非常に心惹かれるものがありました。

一方で「日本画の柿」のような淡い色使い、グラデーション、盤面であったら、、とも思いました。


おそらく2度目はない、現在予約受付中とのことでしたが88万円・・・とのことであり、諦めました。(泣く泣くではなく、無理無理)
あとはもうすこしエレガントだったらね・・・(厚さ 14.0mm)

お近くの方は覗いてみてください。
塩対応なく、丁寧に接客していただけます。それだけでも行く価値はあるかと。