タイトルなし
SNSやネットで出回る不鮮明画像から、その存在はずいぶん前に知っていました。
ダイバーズGMTが出て6R54が載ったとき、あぁきっとアルピニストにもこれが載るんだなと思ったものです。
アルピニストラインは今でこそラインナップの拡充が落ち着いてはいますが、初代アルピニスト現代デザインは、登場から時間が経ちましたが今でも良デザインと思いますし、SBDC117や119だって「これでいいんだよ」を体現したようなデザインとスペックと価格だと思います。

アルピニストと言えば、方位計にコブラ針。そして緑文字盤×金文字、あるいはクリーム文字盤×金文字という定番カラーの組み合わせが思い出されます。
タイトルなし
さて、今回のアルピニストGMTはというと、一目でセイコーのアルピニストであると分かるデザインをしています。
しかし、文字盤のアラビア数字の数が減っていたり、サイクロプスレンズが無くなったりとGMT化に向けたデザインの変更がなされています。
それもそのはず、ベゼルの24時間計、方位計、文字盤の数字、カレンダーと数字が盛りだくさんです。
そのため、文字盤の数字は「アルピニストらしさ」を失わない程度に減らされてしまいました。
個人的には、4時位置のカレンダーは好きではありません。3時位置でもよかったのでしょうが、3時位置だとサイクロプスレンズはどうした?になるので、サイクロプスレンズ無しでもデザイン的に成立する4時位置になったのではないでしょうか。
むしろ、カレンダー無くてもいいのが私の考えですが「偉い人にはそれが分からんのでしょう。」

3針モデルと大きさを比較すると若干厚くはなっていますが、同じ大きさといって過言ではないでしょう。見やすさを優先して文字盤の拡大し、横幅41.5㎜!とかにせず、アルピニストファンの心を掴んだサイジングではないかと思います。
タイトルなし
海外市場では日本で発売されたモデルのほか、オーソドックスな黒文字盤と青文字盤モデルも発売されています。
よく海外モデル羨ましい…となりますが今回ばかりはそうは思いませんでした。
やっぱり、アルピニストといったら緑×金でしょう!

惜しむらくは、貴重な白文字盤が110周年記念モデルに喰われてしまったこと。
果たしてアイボリー文字盤は出るのか。

タイトルなし
ちなみに同じcal.6R54を搭載するダイバーズとの比較はこちら。
ダイバーズのほうが薄いってどういうことやねん!(たぶんカーブサファイアだから上方向に厚い)

限定モデルは1割程度ご祝儀が上乗せされるので、アルピニストGMTのSSブレスレギュラーモデルは165,000円ほどでしょうか。
(なお110周年記念モデルは替えベルト付)

若干の魔改造感はあるにせよ、皆さんはこのモデルについてどのような感触を持ちましたか?