シチズンから10月5日に発売される「1984 chronograph」 。80年代に同社で発売されていたスポルテMSの復刻といっても過言ではない再現度に注目しています。
2000年から23年経ち、時計界隈では90年代に発売されていた自動巻の時計たちが「ポストビンテージ」とカテゴライズされるようになりました。
ですが、80年代~90年代に百花繚乱咲き乱れていたクォーツ時計は「ビンテージ」の名を冠されることなく、使い捨てられ、また、引き出しやタンスのなかでボタン電池の液漏れとともに令和の時代を迎えたのでした。

ここにうまく焦点を当てたのが、シチズンの「レコードレーベル」で過去のレガシーデザインを取り入れ、それをクォーツとして、また、数多のファッションブランドとコラボレーションすることで、時計をファッションとしてうまく融合させています。

今の時代、時計を雑誌の裏表紙に載っている広告から割賦で買う人などおらず、ましてや、たとえ無金利でも何十万もする一張羅の時計を買う若者は多くありません。

その点、時計を買っても服や携帯のお金を残せる価格帯(2~3万円)で、普段通うファッションビルに入っているブランドで購入できるとなれば、購入に至る心理的ハードルは低いというもの。
普段、接客してくれる仲良しの店員さんが着けていれば、なおのこと、ですよね。
タイトルなし
スペック的には特筆すべきところは無いですが、このデザインで、光発電積んで33,000円はかなり衝撃的です。
はっきり言って、ムーンスウォッチ買うよりこちらを買った方が幸せになれると思います。
ただし、バックルはTIMEXのようにスライドしてパチンとはめるタイプ。結構使いずらいです。
値段的にクリスタルガラスであることは甘受すべきですが、このあたりは我慢のしどころでしょうか。

そして、通常モデルのほか別注モデルも多数用意されています。
タイトルなし
ケースに加工してあるものは3,300円高ですが、それ以外はブランド料の上乗せもなくレギュラーモデルと同一価格です。
みなさんはどれが気になりましたか?
私は、断然オンタイム別注です。80~90年代のIWCやポルシェデザイン、Sinnのような雰囲気がしませんか?
次点はジャーナルスタンダードです。

やっぱりレトロ顔がたまらんですね。
ファッションブランドの限定数は不明ですが、数量限定であることは間違いないでしょう。
先月末から予約が始まっています。フルコンプする人はいないと思いますが、気になる方はお早めに。


オンタイム


TiCTAC


BEAMS
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ユナイテッドアローズ


ジャーナルスタンダード