本邦でのモデルラインアップに加わることとなったシチズンコレクションの機械式一群ですが、海外情勢に詳しい方は既にご存じのことと思いますが、海外で先行して展開しているモデルの逆輸入(と言って良いのかわかりませんが)です。
インスタでは、そのカラーラインアップからオイパぺを彷彿とさせ、発売以後多くの投稿が認められます。フィロソフィー的な縛りもないのか、カラーラインアップはストレートにトレンドを意識しており、ある意味潔くて僕は好きです。海外では「TSUYOSA」コレクションとして知られる・・・って知らなかったです。皆さんご存じでしたか?
さて、今回導入されるTSUYOSAコレクションは5モデルです。
コンビモデルのみ66,000円ですが、その他は63,800円となっています。
(実勢価格;46,200/44,660円)
【スペック】
横40㎜×厚さ11.7㎜
cal.8210(−20~+40秒/日)
重量138g
サファイヤガラス/5気圧防水
デザイン上の特徴は、
①プレジデントブレスのように一コマが細かくなっている
②サイクロプスレンズ
③4時位置のリューズ
の3点でしょう。
①に関しては、一コマが小さくなると手首への馴染みが良くなる一方、スポーツ感は損なわれます。また、取り付け方がラグスポのようにラグレスデザインのため、市販の革ベルトやラバーベルトへの換装ができません。
②サイクロプスレンズの好き嫌いはあるでしょうが、個人的には蛇足かなと思います。
③リューズ位置が4時位置、しかも奥に入り込んでいるので手首への負担は少ないでしょう。11.7㎜の厚さとも相まって、着け心地は悪くないはず。
こうなると、これまで紹介してきた本気モデルとの違いが気になります。
過去記事
その価格差はわずか9,000円しかありません。
大きさこそ好き嫌いがありますが、無反射コーティングが付いて、精度が上がり、防水性能アップ、外装コーティング追加と9000円でこんなに付くんか!?という盛沢山ぶりです。
やはり「本気」は違う。
惜しむらくは、バンド幅19㎜であることぐらいでしょうか。
TSUYOSAモデルの海外に目を向けると、日本とは異なるラインアップになっています。
下段5モデル新規追加カラーです。
本気モデルと被る「白」「黒」「青」の日本導入は見送られました。
上段左から4つ目のモデルは、トリチウム焼けっぽくなったインデックスに梨地文字盤でかなり雰囲気いいんですけどね。
ちなみに、こんな風に並び変えると・・・
見える・・・見えるぞ・・・
個人的願望としては、遊び時計だからスペックそこそこにして2本目3本目需要よりも、遊びも本気での精神で本気モデルでこのカラー展開してほしかったですね。
ただ、そうすると前述した「フィロソフィー」が邪魔をして、NOがでるんでしょう。
このスペック、この価格だからこそできたカラーラインアップなんでしょうね、きっと。
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