キングセイコー復活の歴史は2022年に6R15を積んだ3針ノンデイトモデル(37㎜)に始まります。
2023年は2月にデイトモデル&6R55搭載し、大型化(39㎜)。
また、KSK復刻モデルの流れを汲む、王が王たるに相応しい(?)キャリバー(6L35)を搭載した上位モデルを5月に発表しました。
過去記事
ブランド復活に対する意気込みは凄まじいものを感じます。
プレザージュのリソースがキングセイコーに持っていかれてるんじゃないの⁉というぐらいです。
8月8日にまたまた、限定1モデルレギュラー3モデルが発表されました。
【限定モデル】
順調に番号を増やしていき、KSK復刻第一弾で与えられた001から数えて5モデル目、009までやってきました。
当モデル、実はセイコー110周年記念モデルとしての役割を果たしています。
あれ?セイコー110周年記念モデルてなにがあったっけ?と忘れてしまった方は、ブログのタグ「♯110周年記念モデル」をクリックしてみてくださいね。
当モデルのスペックはレギュラーモデルモデルと同じなので割愛します。
特徴的なのは文字盤で、江戸時代からの伝統的にある「菊つなぎ紋」をかたどっているそう。
セイコーは本当に型押しダイヤルの技術が上がりました。
このような幾何学模様のダイヤルは非常に難しいです。なぜなら、直線的な面と面で構成されているため、金型の出来やプレス圧等が悪いとその面同士がダレてしまって非常に見栄えが悪くなるからです。
鹿沼組子をイメージしてください。(興味のある方是非→鹿沼市観光協会)
組子の角がダレていたら非常にみっともないですよね。
1品ものであれば、どこのメーカーでもできますが、量産品となるとそうはいきません。
当然、一定の限界はあろうと思いますが、面や角がピシッとさせる技術があってこその商品化なのでしょう。
そんな文字盤となったせいか、価格は22,000円(税込)アップです。
しかし!このモデルは「ライトグレーのレザーストラップ」同梱しております。
キングセイコーの替えベルトは約18,000円ですが、このモデルは見た限りバタフライバックル仕様となっています。
つまり、文字盤意匠分ではなく、ほぼレザーストラップ分の値上げと考えてみてよい・・・?
セイコーの良心といって良いのではないでしょうか。
【レギュラーモデル】
パッと見は文字盤カラーバリエーション増加ね~ぐらいしか思っていませんでした。
しかし!しかし!しかぁし!こいつは全然違うぞ。
① ケースの大きさが違う
これまでの3針モデルは「横:39.0mm×縦:46.1mm×厚さ:11.9mm」
② 長針短針に夜光が乗ってる
かつての「シチズンホーマー」「オリエントスイマー」「セイコーチャンピオン」にも夜光が乗っていました。
文字盤は、60~70年代に着想を得、エイジング(経年変化)をイメージしたものとなっています。
(ジーパンでいうUSED加工的な?)
つまり、このモデルは周到に計算された「ビンテージリスペクトモデル」なのです。
だからこそ、ケース径が小さくなっているんですね。
③ 簡易着脱レバーの採用
これこそ、ブログタイトルで言いたかったことです。
世間的には一般化し、かつ、スイス勢も積極的に取り入れているイージーチェンジャブルシステムを2023年になってようやくセイコーが採用しました。
おそらく、不意の脱落によって時計を破損させないという理念のもと、従来のバネ棒スタイルを採用し続けてきたのでしょうが、キングセイコーにおいては革ベルト交換を周知していながら、気軽に変更できない(人によっては毎回時計店に持ち込んでいたかも)状況において、ここに至っては、自宅でも簡単に交換でき、追加ストラップも購入いただけるよう、このシステムの開発・採用に至ったということでしょう。
このシステムによりベルトと時計の取り付け部の形状がそれぞれ変わりフラットになっています。
かつての44GSや5621を彷彿とさせる真っ直ぐさです。
これなら、サードパーティー製のレザーストラップやラバーベルトを取り付けても違和感ないでしょう。
で、肝心のシステムですが・・・写真がなぁい!
見せてくれ・・・
これは実際に見に行かないといけないヤツですね。
イージーチェンジャブルと夜光分で旧3針よりも22,000円高となりましたが、周到に計算された現代のビンテージモデルだと捉えればお値段以上な気がしませんか?
ただ一つだけ言わせてもらえるのなら、私はUSED加工のデニムは買わない。
未洗いから履き続けて皺(ヒゲ)を作るのが好きだ。
このモデルに本当に必要な文字盤は「ミラーダイヤル」だ。
ヌメヌメと漆黒の輝きを放つソレですよ。
漆塗りモデル・・・期待しております。
2023年は2月にデイトモデル&6R55搭載し、大型化(39㎜)。
また、KSK復刻モデルの流れを汲む、王が王たるに相応しい(?)キャリバー(6L35)を搭載した上位モデルを5月に発表しました。
過去記事
ブランド復活に対する意気込みは凄まじいものを感じます。
プレザージュのリソースがキングセイコーに持っていかれてるんじゃないの⁉というぐらいです。
8月8日にまたまた、限定1モデルレギュラー3モデルが発表されました。
【限定モデル】
順調に番号を増やしていき、KSK復刻第一弾で与えられた001から数えて5モデル目、009までやってきました。
当モデル、実はセイコー110周年記念モデルとしての役割を果たしています。
あれ?セイコー110周年記念モデルてなにがあったっけ?と忘れてしまった方は、ブログのタグ「♯110周年記念モデル」をクリックしてみてくださいね。
当モデルのスペックはレギュラーモデルモデルと同じなので割愛します。
特徴的なのは文字盤で、江戸時代からの伝統的にある「菊つなぎ紋」をかたどっているそう。
セイコーは本当に型押しダイヤルの技術が上がりました。
このような幾何学模様のダイヤルは非常に難しいです。なぜなら、直線的な面と面で構成されているため、金型の出来やプレス圧等が悪いとその面同士がダレてしまって非常に見栄えが悪くなるからです。
鹿沼組子をイメージしてください。(興味のある方是非→鹿沼市観光協会)
組子の角がダレていたら非常にみっともないですよね。
1品ものであれば、どこのメーカーでもできますが、量産品となるとそうはいきません。
当然、一定の限界はあろうと思いますが、面や角がピシッとさせる技術があってこその商品化なのでしょう。
そんな文字盤となったせいか、価格は22,000円(税込)アップです。
しかし!このモデルは「ライトグレーのレザーストラップ」同梱しております。
キングセイコーの替えベルトは約18,000円ですが、このモデルは見た限りバタフライバックル仕様となっています。
つまり、文字盤意匠分ではなく、ほぼレザーストラップ分の値上げと考えてみてよい・・・?
セイコーの良心といって良いのではないでしょうか。
【レギュラーモデル】
パッと見は文字盤カラーバリエーション増加ね~ぐらいしか思っていませんでした。
しかし!しかし!しかぁし!こいつは全然違うぞ。
① ケースの大きさが違う
これまでの3針モデルは「横:39.0mm×縦:46.1mm×厚さ:11.9mm」
いっぽう新3針モデルは「横:38.3mm×縦:46.0mm×厚さ:11.7mm」
全体的にちょっと小さくなってる!② 長針短針に夜光が乗ってる
かつての「シチズンホーマー」「オリエントスイマー」「セイコーチャンピオン」にも夜光が乗っていました。
文字盤は、60~70年代に着想を得、エイジング(経年変化)をイメージしたものとなっています。
(ジーパンでいうUSED加工的な?)
つまり、このモデルは周到に計算された「ビンテージリスペクトモデル」なのです。
だからこそ、ケース径が小さくなっているんですね。
③ 簡易着脱レバーの採用
これこそ、ブログタイトルで言いたかったことです。
世間的には一般化し、かつ、スイス勢も積極的に取り入れているイージーチェンジャブルシステムを2023年になってようやくセイコーが採用しました。
おそらく、不意の脱落によって時計を破損させないという理念のもと、従来のバネ棒スタイルを採用し続けてきたのでしょうが、キングセイコーにおいては革ベルト交換を周知していながら、気軽に変更できない(人によっては毎回時計店に持ち込んでいたかも)状況において、ここに至っては、自宅でも簡単に交換でき、追加ストラップも購入いただけるよう、このシステムの開発・採用に至ったということでしょう。
このシステムによりベルトと時計の取り付け部の形状がそれぞれ変わりフラットになっています。
かつての44GSや5621を彷彿とさせる真っ直ぐさです。
これなら、サードパーティー製のレザーストラップやラバーベルトを取り付けても違和感ないでしょう。
で、肝心のシステムですが・・・写真がなぁい!
見せてくれ・・・
これは実際に見に行かないといけないヤツですね。
イージーチェンジャブルと夜光分で旧3針よりも22,000円高となりましたが、周到に計算された現代のビンテージモデルだと捉えればお値段以上な気がしませんか?
ただ一つだけ言わせてもらえるのなら、私はUSED加工のデニムは買わない。
未洗いから履き続けて皺(ヒゲ)を作るのが好きだ。
このモデルに本当に必要な文字盤は「ミラーダイヤル」だ。
ヌメヌメと漆黒の輝きを放つソレですよ。
漆塗りモデル・・・期待しております。
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