「月は出ているか。月は出ているかと聞いている。」(22:04~)
私の大好きな声優の一人である堀内賢雄氏のイケボをご堪能下さい。

月が出ているか、今日が満月(新月)かどうかなんて日常生活ではそうそう気にすることはありません。
もちろん、「ある日夜空にきれいな月を見つけ、その時思わず・・」なんてこともないわけで。

ムーンフェイズは、使わない時計の機能ランキングで上位に君臨するものであり、どうも食指が伸びません。
その理由は(特に機械式であれば)月の満ち欠けを合わせるのが困難であり、ずれてしまったが最後、満月か新月(月に2回)しか合わせられるチャンスが無いのであります。

そんな、ムーンフェイズの弱点(?)を克服した製品がシチズンのアテッサから発表されました。
(2023年7月20日発売)
タイトルなし
それが、月齢自動計算機能「ルナプログラム」搭載し、電波受信した日付情報からムーブメント内部で独自の計算式を用いて、その日の月齢を計算して6時位置のムーンフェイズ部分に月齢を自動表示するというもの。
しかも、半球からの月の形状だけでなく、南半球から眺める月の形状も表示可能な月齢表示切替機能「NSシフト」も搭載しており、オーストラリアなどの南半球も含めた全世界で販売可能な商品となっています。

シチズンお得意のスーパーチタニウム。そして無反射コーティングサファイヤガラス。
大きさは41.5mm /10.8mmであり、気持ち大きいですがグローバル展開を見据えたなら妥当。
タイトルなし
実勢価格もいい感じです。

ただ、デザインがね・・・
一目見てアテッサと分かるデザインなんです。
これは、アテッサのデザインアイデンティティが確立されている点からすると成功の部類に入ります。
それにアテッサは同価格帯のチタンモデルと比べ売れている。(ライバルは少ないけど)

ちょっと、野暮ったいんですよね。
レギュラーラインとしての展開だから仕方ないけれども。

月を魅せたいならもう少しセクシーさが欲しいンだわ。

 でも、この時計をしていればジャミル・ニートから「月は出ているか」と聞かれた、パッと答えることができますね!