「復権なるか」とか大層なこと言ってますが、権力や人気を失ったわけではなく、私が勝手に言ってるだけです。
実際のところ、私自身リビエラのデザインやコンセプトはいいものの、ラグスポを名乗りながらもエレガントというよりもゴツさが先行した装着感によって、どうも食指が伸びないのであります。

42㎜の自動巻が発売されてから2年ほどが経ちましたが、発売当時はラバーベルトモデルで税込20万円台をキープしていたにもかかわらず、値上げ&値上げによって35万円となり、ますます割高感が増してしまいどうにもならない存在になってしまいました。

過去記事はこちら



おそらく、ですがベースモデルの値上げによって全体的に価格帯が上がってしまったリビエラ群であることをメーカーも意識しているため、今回の39mmにはSW200(-1)を搭載してきませんでした。
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ご覧のとおり、39mmはベースモデルの追加ではなく、上位モデル(120時間パワーリザーブ)の追加モデルとして発表されました。
異素材やケース仕上げなどの変更のないスッピンモデルは42mmと同価格となっています。
それでも、もともと45万/41万で発売開始となったことを考えると10万円も高くなってるんですけどね!

たしかに、120時間パワーリザーブを前面に押し出されると、「ぐぬぬ・・・」と感じます。
GSをはじめとする高級腕時計にラインアップされる120時間(5日間)パワーリザーブモデルの半額以下、は確かに魅力的に映ります。

この価格帯でのライバルはORISのcal.400シリーズぐらいでしょうか。
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cal.400シリーズは多くのモデルが出ているのですべてを紹介しきれないですが、おおむね50万円前後の価格帯となっています。
オリスには所謂ラグスポはありませんから、39mm、42mmで120時間パワーリザーブ、50万円台となるとリビエラほぼ一択となるわけです。

今回、前回の記事で紹介した表に新たなモデルを加えて再構成しました。
赤枠は追加モデル、赤字は価格変更後を示しています。
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39mmモデル追加前に、ムーンフェイズ、GMTモデルが追加されていましたが、記事にしておりません。
また、今回は39mmモデルに加えて、「ダイバーズ」と「33mmクオーツ」が新たにラインアップに追加されています。

お金持ちの方はダイバーズの方がお得感が高いかもしれません。
オフショアに通ずるゴツさ。120時間パワーリザーブ&300m防水でありながら、価格はオフショアの4分の1、5分の1。
ダイバーズはスペックやライバルの価格を考えると割とお買い得かもしれません。

一方、3針の基本モデルは30%は高い印象。
これを選ぶなら、COSCのフレデリックコンスタント ハイライフ39mmを選びますね。



皆さんは、3針39mmと42mmダイバーズが120時間パワーリザーブを搭載してラインアップに加わりましたが、購入候補に挙がる程度に気になる存在になりましたか?

すこしでもなったら『復権した』と言っても差し支えないでしょう。