プレザージュのシャープエッジシリーズは2020年9月にシリーズが始まりましたので、かれこれ2年半ほど経ちます。
その間、基本の3針のカラーバリエーション追加に加え、オープンハートモデル、GMTモデルが追加され、現在では3モデル数色展開となっています。
このたび、シャープエッジシリーズが新たなステージを迎え、cal.6R55の搭載と外装チタン化モデルが加わることとなりました。(2023年5月26日)
初見では単なるムーブメントの乗せ換えだけかと思いましたが、スペックを詳細に確認してみると、横幅プラス0.9㎜、厚さプラス1.9㎜、縦幅プラス0.2㎜と若干大きくなっています。
まだ重さは公開されていませんが、フルチタンですので、SS3針の155gよりも軽い105g前後ではないでしょうか。
厚さがプラス1.9㎜されていますが、ムーブメントの厚さに加え、ガラスが「サファイア→デュアルカーブサファイア」に変更されたため、文字盤側に厚くなっているためと思います。
そのため、大きくなったとしても縦幅がほとんど変わらず、軽くなっている分、装着感に大きな変更はないでしょう。
同径に収められなかったということは、新ムーブメントの大きさの限界はこのあたりでしょうか。
防水性などを犠牲にすれば、もう少しコンパクトにできそうですが、3気圧防水のシャープエッジシリーズなんて売れないでしょうね。
また、遠目では文字盤なども「麻の葉文様」継承で大きな変更がないと思っていましたが、寄って見てみるとこちらもブラッシュアップされています。
左がチタンモデル、右がSSモデルです。
ご覧の通り、麻の葉文様、チャプターリングが細かな造形に変更されています。
そのほかにも実際は3針、植字なども両モデルで変更されており、単なる機械の乗せ換えではないことが分かりますし、機械と素材の値段だけでなく、文字盤の仕上げを変更することで価格相応の高級感を演出しています。
たしかに、SSモデルの麻の葉文様は、発表当初は「おおっ」と思いましたが、見慣れてくると若干大振りな感じがするので、アップデートしたのはグッドだと思います。
また、ケース形状も、よりエッジを際立たせるよう変更されており(上図赤く記したところ)、チタンをピシッとした外装に仕上げる技術力の高さを物語っています。
このような変更を加えて税込165,000円。(税抜き150,000円≒1,100$)
海外メーカーでは、当然、1,100$ほどでチタン外装の自動巻モデルを手に入れることはできません。
近しいところでは、マイクロブランドあたりであれば可能かと思いますが、それでも200~300$はプラスになるイメージ。
家電量販店等で購入すればポイントも付きますので、実勢の価格はもっと安くなります。
そう考えると、非常にお買い得なモデルであることは確か・・・
(SSモデルは税込121,000円(税抜き110,000円)ですので、各種アップデートにより40,000円上乗せされている計算)
そして、このシンプル3針モデルに加え、オープンハートモデルも新たに加わっています。
ただし、こちらはSS外装ですが。(2023年6月23日)
シャープエッジシリーズのオープンハートはあまりパッとしませんが、ラインアップされています。
こちらは縦横比変わらず、厚さの変化のみ。
これも前述したムーブメントとガラスの変更によるものでしょう。
旧モデルと違い24時間計が付いていますが、果たして必要だろうか…
夜と朝ぐらい家の外で使っていれば分かるでしょう。
使わない機能は要らないと思います。たしかに、使いもしないクロノグラフ計や逆回転ベゼルなど、時計には日常生活では使わない機能がたくさんありますが、「様式」として昇華できていればいいんです。
オープンハートの24時間計はまだまだその域に達していないでしょう。
私はオープンハートにはあまり興味がありません。
機械の動きがせわしくって。
時計を見るときぐらい、秒針の「カチッカチッ」というリズムで心を落ち着かせてくださいな。
この記事のタイトルは、当初「裏スケ撲滅委員会」でした。
刺激が強いので、執筆中に見送りました。
チタン外装で40.2㎜に抑えながらも、厚さ13.0㎜はやはり「う~ん」と考えさせられます。たとえ、そこにデュアルカーブサファイアの文字盤側厚みアップが含まれているとしても。
裏スケにするメリットってなんでしょうね。
審美性以外に無いような気がするんです。
ただ、シャープエッジシリーズは割と実用性に振ったモデルです。
実用のための機能でないものを搭載して、装着感(厚さ・重さ)を犠牲にし、価格を上げるぐらいならば止めちまえというのが持論です。
裏スケは、手巻きモデルでプレートや各種部品をバキバキに仕上げているモデルだけで十分で、10~30万円程度のちょっといいモデル群には不要だ、とずっと言っています。
(ちなみに、10万円以下のモデルであれば、高見えするので(言い方は悪いが)手っ取り早く高級感、特別感、機械式モデルを演出するための手法としては有効と考える。)
皆さんは、シャープエッジシリーズ、裏スケの方がいいですか?
それともソリッドバックで十分ですか?
その間、基本の3針のカラーバリエーション追加に加え、オープンハートモデル、GMTモデルが追加され、現在では3モデル数色展開となっています。
このたび、シャープエッジシリーズが新たなステージを迎え、cal.6R55の搭載と外装チタン化モデルが加わることとなりました。(2023年5月26日)
初見では単なるムーブメントの乗せ換えだけかと思いましたが、スペックを詳細に確認してみると、横幅プラス0.9㎜、厚さプラス1.9㎜、縦幅プラス0.2㎜と若干大きくなっています。
まだ重さは公開されていませんが、フルチタンですので、SS3針の155gよりも軽い105g前後ではないでしょうか。
厚さがプラス1.9㎜されていますが、ムーブメントの厚さに加え、ガラスが「サファイア→デュアルカーブサファイア」に変更されたため、文字盤側に厚くなっているためと思います。
そのため、大きくなったとしても縦幅がほとんど変わらず、軽くなっている分、装着感に大きな変更はないでしょう。
同径に収められなかったということは、新ムーブメントの大きさの限界はこのあたりでしょうか。
防水性などを犠牲にすれば、もう少しコンパクトにできそうですが、3気圧防水のシャープエッジシリーズなんて売れないでしょうね。
また、遠目では文字盤なども「麻の葉文様」継承で大きな変更がないと思っていましたが、寄って見てみるとこちらもブラッシュアップされています。
左がチタンモデル、右がSSモデルです。
ご覧の通り、麻の葉文様、チャプターリングが細かな造形に変更されています。
そのほかにも実際は3針、植字なども両モデルで変更されており、単なる機械の乗せ換えではないことが分かりますし、機械と素材の値段だけでなく、文字盤の仕上げを変更することで価格相応の高級感を演出しています。
たしかに、SSモデルの麻の葉文様は、発表当初は「おおっ」と思いましたが、見慣れてくると若干大振りな感じがするので、アップデートしたのはグッドだと思います。
また、ケース形状も、よりエッジを際立たせるよう変更されており(上図赤く記したところ)、チタンをピシッとした外装に仕上げる技術力の高さを物語っています。
このような変更を加えて税込165,000円。(税抜き150,000円≒1,100$)
海外メーカーでは、当然、1,100$ほどでチタン外装の自動巻モデルを手に入れることはできません。
近しいところでは、マイクロブランドあたりであれば可能かと思いますが、それでも200~300$はプラスになるイメージ。
家電量販店等で購入すればポイントも付きますので、実勢の価格はもっと安くなります。
そう考えると、非常にお買い得なモデルであることは確か・・・
(SSモデルは税込121,000円(税抜き110,000円)ですので、各種アップデートにより40,000円上乗せされている計算)
そして、このシンプル3針モデルに加え、オープンハートモデルも新たに加わっています。
ただし、こちらはSS外装ですが。(2023年6月23日)
シャープエッジシリーズのオープンハートはあまりパッとしませんが、ラインアップされています。
こちらは縦横比変わらず、厚さの変化のみ。
これも前述したムーブメントとガラスの変更によるものでしょう。
旧モデルと違い24時間計が付いていますが、果たして必要だろうか…
夜と朝ぐらい家の外で使っていれば分かるでしょう。
使わない機能は要らないと思います。たしかに、使いもしないクロノグラフ計や逆回転ベゼルなど、時計には日常生活では使わない機能がたくさんありますが、「様式」として昇華できていればいいんです。
オープンハートの24時間計はまだまだその域に達していないでしょう。
私はオープンハートにはあまり興味がありません。
機械の動きがせわしくって。
時計を見るときぐらい、秒針の「カチッカチッ」というリズムで心を落ち着かせてくださいな。
この記事のタイトルは、当初「裏スケ撲滅委員会」でした。
刺激が強いので、執筆中に見送りました。
チタン外装で40.2㎜に抑えながらも、厚さ13.0㎜はやはり「う~ん」と考えさせられます。たとえ、そこにデュアルカーブサファイアの文字盤側厚みアップが含まれているとしても。
裏スケにするメリットってなんでしょうね。
審美性以外に無いような気がするんです。
ただ、シャープエッジシリーズは割と実用性に振ったモデルです。
実用のための機能でないものを搭載して、装着感(厚さ・重さ)を犠牲にし、価格を上げるぐらいならば止めちまえというのが持論です。
裏スケは、手巻きモデルでプレートや各種部品をバキバキに仕上げているモデルだけで十分で、10~30万円程度のちょっといいモデル群には不要だ、とずっと言っています。
(ちなみに、10万円以下のモデルであれば、高見えするので(言い方は悪いが)手っ取り早く高級感、特別感、機械式モデルを演出するための手法としては有効と考える。)
皆さんは、シャープエッジシリーズ、裏スケの方がいいですか?
それともソリッドバックで十分ですか?
コメント
コメント一覧 (2)
余計な装飾のないソリッドバックの方が着け心地も良いです。
butsuyoku1624
がしました