タイトルなし
3月8日の新作発表では、ダイバーズGMTのほかにプレザージュの新作4点も発表されました。
今回の発表内容について驚かれた方も少なくないのではないでしょうか。

タイトルどおり「全部のせ」状態だったからです。
クラフツマンシップシリーズは、有田焼やホーローダイヤルをはじめ、日本国内の伝統産業にフォーカスした文字盤をその特徴としてきました。
これまでは、それぞれ1素材に焦点を当てて各個展開してきましたが、今回はこれまでの集大成のごとく4種の文字盤による展開となりました。

それが【琺瑯】【漆】【有田焼】【七宝】ダイヤルです。
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ただの文字盤違い・・・かと思いきや、琺瑯&漆はcal.6R24、有田焼&七宝にはcal.6R27が搭載されており、また、七宝だけはウォッチサロン限定&国内販売100本のみとなっています。
たしかに、世界の時計市場を見てみても七宝=エナメルダイヤルは別格でアートピースやユニークピースに採用されるなど、手の届かない存在でもあることから(製造の手間を考えてもなお)特別扱いされても違和感はありません。

というか、そもそも琺瑯やら漆やら有田焼(焼き物)を使ったダイヤルが現実的な価格で手に入ること自体、奇跡的なんですけどね。
ここでユニークダイヤルを振り返ってみましょう。

【琺瑯】
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【漆】
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【有田焼】
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【七宝】
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予想はしていましたが、琺瑯ダイヤルこんなにあったんですね・・・
頑張って調べましたが、抜けているモデルがあれば教えてください。

過去発売のモデルの安さに驚かされます。
今とは違ってcal.6R15を積んでいるので多少は安くて当然なのですが、隔世の感があります。

このように並べてみると、やはり今回のモデルが集大成(区切り)モデルのように感じます。
私の感想ですが、クラフツマンモデルは苦戦していると思います。
その理由は大きさ。
40㎜前後の大きさは良いのですが、12.8㎜、14.1㎜という厚さはエレガントさに欠けると思います。
6L搭載のモデルでは39.5㎜×10.9㎜というスペックですが30万円台後半となかなかの価格設定。

SARW061は最近のモデルですが、最後はたたき売り状態でした。
こうでもしないと売れないのか・・・

新型6Rも遅かれ早かれプレザージュに搭載されます。
そのとき38~40㎜、厚さ10~11㎜台であれば、勝機ありだと思います。
プレザージュの次のステージはどのようになるのでしょうか。