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2023年が始まってニ月半。
ようやくシチズンの記事が書けます。

シチズンよりエコドライブの新型ムーブメントcal.E365が搭載される新型モデルが発表されました。
フル充電で1年(365日)駆動する性能を持つこの新型ムーブメント、名に『365』を冠するあたり、シチズンの自身の表れともいえます。

思えば年差±1秒もcal.0100と、精度を意識したものとなっていましたね。
エコドライブの歴史はこちらから↓↓

 

新モデルの外装デザインは、≪シチズンが1973年に発売した独創的なデザインを持つクオーツ時計からインスピレーションを得てデザインを深耕し、その個性を新解釈しています≫とあります。
ほうほう、セイコーでいうところの現代デザインというところかな・・・

当時のカタログを検索すると1973年発売のcal.8810搭載モデルには次のようなモデルがあります。
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もちろん、シチズンアーカイブでも紹介されています。
CITIZENのキセキHP
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これらを踏まえて新モデルを見てみましょう。
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気づいた方も多いと思いますが、今回のモデルはシチズンクオーツE・F・Aのデザインコードがレギュラーモデルも含めて採用されています。
なかでも、限定モデルはオリジナルモデルの雰囲気そのままに人口ルビーが奢られています。
しかし、1973年に135,000円(月差±5秒)だったものが、2023年に110,000円(月差±15秒)とは。。。

また、文字盤は ≪ 最新の光発電文字板製造技術を用い独特の輝きを見せるダイヤルは、4種のサイズや色の異なるラメを調合し、遮るもののない星空や地球本来の美しさを表現しています。 ≫とあり、EFAモデルが採用していた「紫金石ダイヤル」をオマージュしているのは明らかです。
ちなみに、紫金石は鉱物ではなく人造石ですが、採用されなかったのは、石を使用しては光を通さず発電ができないからでしょう。

このモデルのデザイン上のポイントは何と言っても、埋め込みリューズでしょう。
埋め込みリューズは62GSにもあるように、リューズを巻く必要がない=高精度・ロングパワーリザーブの象徴であり、本作でも継承された点が非常に興味深いです。
オリジナルモデルのデイデイトを採用しなかったのは、曜日の変更の駆動力を加味すると365日が達成できないという技術上の問題のような気がします。(採用されていたら、よりレトロな感じがして面白いんですけどね)

【気になる点】
① 大きさ
横42.5㎜です。埋め込みリューズなのでリューズガードのある40㎜径と同じような着け心地でしょうが、せめて40㎜にしてほしかった。
おそらくダイアルインデックスを外周の見返しリングに配置し、フローティングデザインとしたので、全体のバランスを考慮した結果なのでしょうが、実に惜しい。
② 発売時期
2023年秋冬て!
甲冑モデルも約9か月ほど待たされましたが、そんなに先の発売でいいのかな?
先日紹介したセイコーのダイバーズGMTは6月。ボーナスを見据えています。
あるいは、入学、入社、昇進といった春にどうして合わせない?

ですが、大きさと発売時期以外には気になる点が見当たりません。
レギュラーモデルは実質、5万円ほどで入手することができますし、ラグレスデザインですが革ベルトやラバーベルトへの換装もよほど分厚いものでなければ、市販のものが流用できそうです。

限定モデルを見てみたいけど、見れるのはずいぶん先なんだろうな~