セイコーのクロノグラフは現在プロスペックスラインから「スピードタイマー」を冠されて発売されています。
セイコークロノグラフの歴史は言わずもがな、ですね。
個人的な思いとしては、東京オリンピック記念モデルとして伝説のカウンタークロノグラフが亀甲ブレスを引っさげて復刻してくれたら熱かったんですが、、、
セイコークロノグラフの歴史をおさらい!→公式HP
世界を見渡すと、デイトナ、スピマス、モナコなど機械式クロノグラフが百花繚乱、咲き乱れていますが、国産勢はクオーツあるいはソーラークロノグラフがメインとなっています。
クオーツだろうがソーラークロノだろうが、クロノグラフとしての機能はありますが、これらは何となく「なんちゃってクロノグラフ」に見えます。
一方、機械式クロノグラフは「計器」として優れているように見えます。
車で例えるなら、クオーツはSUV(ハリアー、CX-5)、機械式はラダーフレーム採用のクロスカントリー車(ランクル70)といったところでしょうか。
どちらも舗装路メインなんですけどね。イメージイメージ。
さて、そんなイメージにセイコー社もしっかり気づいており、昨年本格的に復活したスピードタイマーには機械式レギュラーモデルを加え、その後のモデル展開にも「計器」押しとなっています。
過去記事
あるモデルが発売されたとき、色や文字盤を変えてバリエーションを増やすのは常套手段ですが、当モデルはどうでしょうか。
これまで発売された7モデルをみてみましょう。
よく見てみると、文字盤だけでなく長針・短針、積算針の形状が違っています。
「色違い」というモデルもありますが、各モデルのキャラクター・イメージに合わせて、微妙に変化させています。
ダイバーズモデルは文字盤やベゼルの色を変えただけのモデルが多く、わざわざ文字盤上のインデックス形状や専用針を用意することはしませんが(無いとは言わない)、当モデル群はセイコーも気合が入っているのか、大きく印象を変えるような仕掛けをしています。
この点が、タイトルにある「実は凝っている?」につながります。
しかし、当モデルの躯体は厚さ: 15.1 ㎜ 横: 42.5 ㎜ 縦: 45.5 ㎜ 重さ194.0 g(SSブレスモデル)となかなかのもの。
ロレックスデイトナの横40㎜×厚さ12.5㎜、重さ141gと比較しても、でかい&重い。
160g以上の時計着けられないマンの私にはちょっと購入対象から外れてしまいます。
そして、ついに税込40万円を超えてくる価格。
おそらくセイコーとしても、プロスペックスラインでの発売ですので、GSとバチバチにやりあうロレックスやオメガを競合相手とは見ていないでしょう。
一昔前は、スピマスが50万円弱で購入できたので、そのころに出たとしたら10万円安く買えますよ!ですが、今や遥か彼方。
すると、50万円前後の機械クロノグラフ=ライバルは何でしょうか。
もしかしたら、他にもあるかもしれませんがざっと探したところでは、こんなところ。
ここいらと比べると10万円ほど安くプロスペックスの方が安く購入できます。
しかし、ブランドヒエラルキーから言ったら、海外勢の方が格上といえます。(残念ながら)
そのため、実際のライバルは、(精度や仕上げはともかく)スウォッチグループのハミルトンやティソなどの機械式クロノグラフでしょう。
これらの価格はセイコーよりも10万円ほど安く設定したスターティングプライスとなっています。
上と戦うにはブランド力が不足している。
下と戦うには価格的優位性に乏しい。
マーケット的には間を狙った、とも言えそうですが、悪い言い方をすれば中途半端。
性能を突き詰めるか、素材やデザインで突き抜けるか、上位モデルよりお得、下位モデルと比べたら、そりゃ高いよね!(=価格差当然だよね)にしていくことが必要なのではないでしょうか。
まだ、スピードタイマーのペットネームが復活して1年も経っていませんので、今後の動向を見守っていきましょう。
セイコークロノグラフの歴史は言わずもがな、ですね。
個人的な思いとしては、東京オリンピック記念モデルとして伝説のカウンタークロノグラフが亀甲ブレスを引っさげて復刻してくれたら熱かったんですが、、、
セイコークロノグラフの歴史をおさらい!→公式HP
世界を見渡すと、デイトナ、スピマス、モナコなど機械式クロノグラフが百花繚乱、咲き乱れていますが、国産勢はクオーツあるいはソーラークロノグラフがメインとなっています。
クオーツだろうがソーラークロノだろうが、クロノグラフとしての機能はありますが、これらは何となく「なんちゃってクロノグラフ」に見えます。
一方、機械式クロノグラフは「計器」として優れているように見えます。
車で例えるなら、クオーツはSUV(ハリアー、CX-5)、機械式はラダーフレーム採用のクロスカントリー車(ランクル70)といったところでしょうか。
どちらも舗装路メインなんですけどね。イメージイメージ。
さて、そんなイメージにセイコー社もしっかり気づいており、昨年本格的に復活したスピードタイマーには機械式レギュラーモデルを加え、その後のモデル展開にも「計器」押しとなっています。
過去記事
あるモデルが発売されたとき、色や文字盤を変えてバリエーションを増やすのは常套手段ですが、当モデルはどうでしょうか。
これまで発売された7モデルをみてみましょう。
よく見てみると、文字盤だけでなく長針・短針、積算針の形状が違っています。
「色違い」というモデルもありますが、各モデルのキャラクター・イメージに合わせて、微妙に変化させています。
ダイバーズモデルは文字盤やベゼルの色を変えただけのモデルが多く、わざわざ文字盤上のインデックス形状や専用針を用意することはしませんが(無いとは言わない)、当モデル群はセイコーも気合が入っているのか、大きく印象を変えるような仕掛けをしています。
この点が、タイトルにある「実は凝っている?」につながります。
しかし、当モデルの躯体は厚さ: 15.1 ㎜ 横: 42.5 ㎜ 縦: 45.5 ㎜ 重さ194.0 g(SSブレスモデル)となかなかのもの。
ロレックスデイトナの横40㎜×厚さ12.5㎜、重さ141gと比較しても、でかい&重い。
160g以上の時計着けられないマンの私にはちょっと購入対象から外れてしまいます。
そして、ついに税込40万円を超えてくる価格。
おそらくセイコーとしても、プロスペックスラインでの発売ですので、GSとバチバチにやりあうロレックスやオメガを競合相手とは見ていないでしょう。
一昔前は、スピマスが50万円弱で購入できたので、そのころに出たとしたら10万円安く買えますよ!ですが、今や遥か彼方。
すると、50万円前後の機械クロノグラフ=ライバルは何でしょうか。
もしかしたら、他にもあるかもしれませんがざっと探したところでは、こんなところ。
ここいらと比べると10万円ほど安くプロスペックスの方が安く購入できます。
しかし、ブランドヒエラルキーから言ったら、海外勢の方が格上といえます。(残念ながら)
そのため、実際のライバルは、(精度や仕上げはともかく)スウォッチグループのハミルトンやティソなどの機械式クロノグラフでしょう。
これらの価格はセイコーよりも10万円ほど安く設定したスターティングプライスとなっています。
上と戦うにはブランド力が不足している。
下と戦うには価格的優位性に乏しい。
マーケット的には間を狙った、とも言えそうですが、悪い言い方をすれば中途半端。
性能を突き詰めるか、素材やデザインで突き抜けるか、上位モデルよりお得、下位モデルと比べたら、そりゃ高いよね!(=価格差当然だよね)にしていくことが必要なのではないでしょうか。
まだ、スピードタイマーのペットネームが復活して1年も経っていませんので、今後の動向を見守っていきましょう。
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