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さて、グランドセイコー2023年値上げまとめの後半です。
値上げ後の価格とRef.だけ示されてもピンときませんが、実際に値上げ前後の価格とモデル外観を見せられると、ぐっと身近に感じた方も少なくはないのでしょうか。

ただ、ちゃんと「いつ」「どれだけ」値上げするかを告知してくれるGSは良心的です。
スイス系の値上げ情報は、「いつ」だけ、あるいは、販売員からの情報という気付けば値上がりしてました状態ですから。
(情報を日本あるいは販売店に下ろさない、本国サイドの問題もありますが・・・)

また、駆け込み購入でも、取り扱い店舗が多く、場合によっては取り寄せ可能なのも嬉しいポイント。
値上げだけしてモデルが無いことも少ないのは有難い点といえそうです。

【スポーツコレクション】
タイトルなし
タイトルなし
タイトルなし
【エレガンスコレクション】
タイトルなし
タイトルなし
タイトルなし

以上で終了となります。
今回のモデル群においても、HP上にありながら値上げせずモデルがあります。
それが↓↓
タイトルなし
いずれのモデルも「363」が並んでいます(たぶん偶然)
金無垢のクロノグラフとモデルチェンジ前のクオーツGMT…どちらもあまりご縁がなさそう。

値上げ後の各モデルを見て、しみじみと「高くなったなぁ~」と思いました。
現実的に、素材だけでなく箱などの資材、製作過程における光熱費など様々な値上げ要因があることは理解しているつもりです。
ただ、ますます遠くなりし存在となったという感があります。

いまや、GSの機械式で最も安く購入できるものは50万円台からとなりました。
いちおう、手巻き、自動巻、スプリングドライブの各モデルを揃えていますが、発売から何年も経ったモデルばかり。
タイトルなし

今年はcal.9Sシリーズが25周年の節目の年だそうです。
ここのところ、36000ハイビートやスプリングドライブ、cal.9Rなどの新ムーブメントばかりで「普通の」自動巻モデルは忘れ去られていました。
弊ブログではずーっと9S65載せろ載せろ言っていきました。

今年はちょっと期待できるかもしれません。
果たして、どのコレクションに載るのか。また、限定モデルしか発売しないのか。

限定モデルが発売されたら、この価格表を見返して差額の妥当性について考えてみてください。