タイトルなし
2023年はセイコーが国産初の腕時計を発売(1913年)してから110年のメモリアルイヤーとのことです。
それを記念して、プレザージュブランドより初代ローレルデザインを表現したモデルが2023年1月13日に発売されます。
特設ページ

【スペック】
cal.6R27(日差 +25~-15秒)パワーリザーブ45時間
外径:37.5mm(りゅうず含まず)  厚さ:12.6mm
5気圧防水
世界限定:2,500本(うち国内:750本)
価格:220,000円(税込)

ローレルの復刻は何回目?とも思いますが、2000年に発売されたSCVM001を思い出した方も少なくないでしょう。
当時税抜き10万円、限定1000本で発売され、手巻きcal.4S28を積んでいました。
当時とおなじ琺瑯ダイヤル・スモセコであり、外径も32㎜であってまさに「復刻」モデルでした。
タイトルなし
しかし、細部が初代ローレルとして紹介されているモデルとは異なっているため、今回のモデルの方がパッと見で分かりやすいと言えます。(どちらかというと初SEIKOブランドモデル)

さて、読者諸氏におかれましては色々と言いたいことがあるでしょう。
しかし!そこはグッと堪えていただきたい。
タイトルなし
同じプレザージュブランドでSARW049というモデルがあります。
この非限定モデルもcal.6R27を積んで22万円(税込)です。(値引きはこの際考えない)
つまり、この横展開が難しい限定モデルのために新規金型を起こしたにも関わらず、量販モデルと同じ価格なんです。
まずはこの事実を我々、顧客はしっかり受け止める必要があるかと・・・

スモセコじゃねえ!とか、パワーリザーブ計余分だ!とか、でかスギィ!とか言いたいことがあるのは分かります。
私もそう思ってました。
ですが、当モデルは「復刻モデル」じゃないんです。
デザインを表現したモデルなんですよ。(何かズルくねぇか!?)

ただ、一言だけ言わせていただくと八方美人の悪い癖が出たなと思いました。
これを日常使いで、会社につけて行く人は多くないでしょう。
おそらく複数本持ちの中の1本となるでしょう。
そう考えるともう少し、使いにくくてもいいのではないでしょうか。
例えば、手巻き、小径、2針・・・

現在のセイコーのキャリバーのラインアップ、プレザージュブランドの性格・ヒエラルキーから考えると6Rシリーズしか載せるものがないのは分かるんですけどね。
こういったイロモノ限定モデルはもっと、変態的(←誉め言葉)でいいと思うのです。

今は廃盤となってしまったSARX041というモデルがあります。
タイトルなし
cal.6R15を積んで、発売当時8万円ちょっとでした。
琺瑯ダイヤルにして11万円で同時に出したら、変態モデルと一般モデルで差別化できていいのにな~と思いました。
それにしても、SARX041どっかでみたことあるな~と思ったら、ロンジン190周年記念モデルでした。
タイトルなし
仕上げや精度に関し、セイコーの方は遠く及びませんがもうちょっと頑張ればいい線いくのではないかと妄想してしまいます。

タイトルにあるとおり、おそらくこのモデルが110周年記念第1弾モデルでしょう。
セイコーはアーカイブをたくさん有しているのでいくらでもできそうです。
2023年は110周年記念モデルがいくつでるのでしょうか。
≪過去記事≫