タイトルなし
ロンジン190周年記念のマスターコレクションモデルが大人気です。
人気の理由の理由の一つが文字盤の仕上げ。
アラビア数字が「彫って」あります。
印刷(塗装)や植字が主流にあって彫り仕上げは、多くの人の心をつかみました。
この仕上げ、「NAOYA HIDA」のNH TYPED1を連想した方も少なくないはず。
あちらは手彫りでその上から漆が流し込まれており、ひと手間もふた手間もかかっていますが、限定20本で200万円超。選ばれた人しか購入できません。
一方、ロンジンは機械による大量生産品ですが、税込31万円。
5年保証である点も安心です。(むしろ、200万払うNH TYPED1が2年保証という方が気になる…)

ケースサイズが40㎜である点、手巻きでなく自動巻である点が気になる方もいらっしゃいますが、当モデルは復刻モデルではなく「記念モデル」であり、マスターコレクションのラインアップとの整合性を考えると妥当な判断なのかなと思います。
むしろ、ケース形状とムーブメントの統一があったからこそ、SS31万円という価格が実現できたのだと思います。

上記で述べたとおり、当モデルは彫文字盤を採用しており、異質な雰囲気を放っていますがマスターコレクションに属す1モデルです。
マスターコレクションは、デイデイト、ムーンフェイズ、ダイヤインデックスなど多くのモデルがあり、ロンジンブティックでさえ、そのすべてを一度に取り揃えているわけではありません。
190周年記念モデルが、ノンデイト・40㎜なのでそれらに焦点を絞って既存モデルを調べると次のようになります。
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190周年記念モデルと同じアラビアインデックス仕様のものとバーインデックスのモデルがラインアップされています。
正直、パッとしない感じがします。

しかし、190周年記念モデルの追加に伴ってモデルラインアップが拡充したことをご存じでしょうか。
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新たにローマン数字仕様が追加されました。
ガラスに複層無反射コーティングが施工されているので税込1,100円値上げしていますが、ほとんど気にする方はいないでしょう。
白文字盤が刺さりました。SSブレスと価格が同一なので、どちらにするか迷いますが、ドレスウォッチとして使いたいならレザーベルト仕様、色々と使いまわしたいならSSブレス仕様に追加ストラップ購入がベストかと思います。

また、42㎜もラインアップを拡充しています。
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税込だとギリギリ30万円を超えてしまいますが、40㎜との価格差は17,000円ほど。
42㎜は体の大きい方なら似合いますが、私のような細腕には持て余してしまうでしょう。
なぜなら、ダイバーズのようなベゼルがあると、相対的に文字盤が小さくなりますが、こちらのモデルのようにベゼルが薄い場合は文字盤占める割合が大きく、42㎜というサイズ感以上に感じてしまうからです。

ロンジンの190周年記念モデルが人気だからといって、そこだけに目を奪われてはいませんか。
レギュラーモデルにだって魅力的なモデルがそろっているんです。