ブライトリングスーパーオーシャンがモデルチェンジして発売されました。
スーパーオーシャンシリーズはアラビア数字やバーインデックスなど文字盤の意匠を変えたり、MOPダイヤル、地域限定モデルを出したりと、ブライトリングのダイバーズモデル、ひいてはミドルレンジを構成する重要なモデルでした。
かく言う私もスーパーオーシャン2(42mm)の所有者であり、かれこれ10年近く愛用しています。
さて、今回のモデルはいきなり、46mm、44mm、42mm、36mmという4モデル展開で現れました。
【2022.7.5修正】
46mmはこれまでスーパーオーシャンヘリテージが担ってきたサイズであり、昨今の小型化に逆行するように、挑戦的に大型モデルを出してきました。
先代では少しづつ増やしていったサイズ展開を今回は初めから一気に出してきました。ですが、46mmに関しては昨今の小型化に逆行するように、というか、ブライトリングの矜持のようなものを感じます。
私は、時計は36mm〜39mmのアンダー40mm推しですが、現時点では当モデルの36mmは推しません。デザインの特性上、ダイヤルリングが大きく文字盤が小さいため、36mmというサイズ感以上に小さく感じるでしょう。
そんなわけで、推しは42mmor44mmです。
大きくない?と思われるかもしれませんが、46mmでさえ厚さは13.2mm。売れ筋であろう42mmでは、12.5mmという厚さであり、装着感は悪くないはずです。
ヘッドの重さが42mm〜46mmは90g弱なのでラバーベルトならば、どのサイズも程よい重さを手首に感じることができるでしょう。(36mmなら57.7g)
ラバーベルトの羨ましいポイントとしては、クラスプタイプを全面に押し出していることでしょうか。
先日、テレビを観ていたら、千鳥のノブさんがオイスターフレックスを着用していました。クラスプタイプかっちょええ〜と思いました。
ファーストダイバー現代モデルを買ったら、ラバーベルトはクラスプタイプのものを別に買うつもり満々です。
防水性能は300mと、先代の500mからはスペックダウン。(私のモデルは1500m(笑))ですが、300mあれば日常生活やマリンスポーツでの使用に耐えうるので、防水性能を無理に引き上げないで価格を抑えたとも言えます。
では、このモデルのネガポイントはどこか?
それは、ムーブメントです。
搭載されているcal.B17は、eta2824をベースにしたモデルであり、何とかクロノメーター規格は通していますが、パワーリザーブが38時間しかありません。
後に出てきますが、スーパーオーシャンヘリテージ42mmならば、防水200m、厚さ14.3mm、パワーリザーブ70時間の自社製キャリバー(と言っているがベースはチューダー)ので61万円。
そもそも、cal.B17を搭載した我がスーパーオーシャンⅡが発売された10年前は、ラバーベルトタイプで30万円を切っていた。それが今や60万弱とは…
デザインのブラッシュアップ以外に、正直、このモデルの進化を見いだせないでいる。
しかし、ブライトリングスーパーオーシャンを価格だけで並べてみると非常に絶妙な位置にいます。
これは、SS機械式ダイバーズモデルで代表的なものを並べたものですが、プラス10万円出せばマスターコーアクシャルを積んだシーマスターが狙えますが、10万円て大金です。(ウルトラクロンは511,500円)
で、やや下を見たら大衆モデルやお買い得モデルが並び、税込55万円前後の層がスッポリ抜けています。
ラバーベルト仕様なら57万円ですから、販売店の打つ『ストラップキャンペーン』なんかで十分挽回できる数字です。
このように、ムーブメントのネガはあるもののマーケット全体を見ると隙間を突いた戦略なのかなぁと思うわけです。もちろん、仕様違いによっては55万円前後となるモデルもあるでしょうが、今回はあくまでもベーシックな仕様で比較してみました。
買う買わないは別にして、見に行ってみようと思います。
36mmと42mmの装着感の違いや如何に!
ちなみに、プロスペックスLXラインという忘れられた存在はチタン故、対象外。ぶっちゃけセイコーはSBDC101以外は空気読めてないですね。
全体的に欲を出して高い値付け。
GSは44.2mm、43.8mmという誰得サイズに加え、10万円は高い値付け。
40〜41mmにcal.9S65積んで55万円で出せば黙ってても売れるんだから、そうしなさいよ!(願望込)
結局、最後は国産勢への愚痴になってしまった…
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