3月に発表されたSave the Oceanモデルがいよいよ発売になりました。
SNSでの人気は、やはりファーストダイバー現代モデルが一番ですが、300mも流行りの文字盤カラーが奢られており、なかなかに魅力的です。(セカンドダイバー頑張れ!)
個人的感想ですが、このデザインのプロスペックスシリーズが発売されて以来の盛り上がりなのではないかな?と思っています。
数量限定でないですし、家電量販店でも気軽に試着&購入できますので、気になった方は店舗に足を運んでみてほしいと思います。
過去最高(?)の盛り上がりをみせているため、そろそろファーストダイバー現代モデルについて纏める時期かなと思いましたので、今回記事にしてみました。
もともとの始まりは2017年7月21日に発売されたSBDC051。
当時の定価は100,000円+税。
cal.6R15を搭載し「国産ファーストダイバーズ現代デザイン」の触れ込みであった。
が、いかんせん針がマズかった。
過去記事でも言及しているとおり、60年代スキンダイバーを模した針は、ファーストダイバーのそれと似ても似つかないもので、市場には受け入れられなかったように思う。
同時に発売されたSBDX019のデザインが秀逸だったゆえに、当モデルのコレジャナイ感が引き立ってしまった。
時は流れて2020年6月19日…デザインと搭載キャリバーが刷新されSBDC101、SBDC103、SBDC105、SBDC107が発売されたのであった。
左からSBDC101、SBDC103、SBDC105
143,000円(税込)、121,000円(税込)
デザイン、性能、価格すべてにおいてトータルバランスの取れた一本。
特にデザインに関しては、発売から2年経っていても古臭さを全く感じさせない。
ブラウンダイヤル文字盤のSBDC103は、セイコーフラッグシップサロン、セイコードリームスクエア、セイコーブティック限定モデルだが、いまやセイコーオンラインショップで普通に買える。
SBDC107
プロスペックス55周年記念限定モデル 数量限定5,500本
154,000円(税込)
ブルーグレー文字盤×ゴールド秒針にブルーグレーのシリコンストラップが付属した限定品。現在、新品での入手は極めて困難。また、中古品も新品と変わらぬ値付けorややプレミア。限定数は少なくないが、新デザイン&文字盤カラー人気&シリコンストラップ付属とてんこ盛りでお得感があり、購入者が手放さないためと思われる。
2021年4月29日
ISO規格変更により、ダイバーズモデル群の文字盤意匠に変更が行われる。
SBDC139
2020年6月19日 セイコー140周年記念限定モデル
数量限定6,000本(国内限定1,500本)
143,000円(税込)
青ベゼル×白文字盤の爽やかモデル。こちらも数量限定だが、現在も新品購入可能。青×白の組み合わせは、爽やかの二乗なので夏にはいいが、他の季節への汎用性が低くなる諸刃の刃。2本目、3本目にはいいが、これ一本となるとキツイ。黒ベゼルで抑えるか、白のシリコンストラップにしてもっと振り切ってみても面白かったかもしれない。
SBDC141
2021年6月25日
137,500円(税込)
初のファブリックストラップ採用モデル。ただのファブリックストラップにあらず。製紐技術を用いた厚手のストラップで、ペラペラのサードパーティ製とは一味も二味も違う。しかも替えストラップ付。文字盤&ベゼルの雰囲気はSBDC105に似ているが実は違う。
SBDC163
2021年11月27日 ショップ専用モデル
143,000円(税込)
クロックハウスをはじめとした、ごく一部の限られた店舗でしか購入できないモデル。ロイヤルブルー文字盤&ベゼルの組み合わせはズルい。落ち着いた雰囲気でより、よりビジネスシーンにマッチする。コードバンとか落ち着いたストラップにして、よりビジネスシーンを意識しても良かったかもしれないが、それはプレザージュの役目か。
SBDC153
2022年3月11日 ナイトダイビングモデル
数量限定5,500本(国内限定500本)
143,000円(税込)
ある意味、初のイロモノモデル。ブラックPVDケースに、ベゼル&秒針にオレンジの差し色。ダイビングなのに製紐ストラップ?と突っ込みたくなるが、ちゃんと替えシリコンストラップが用意されている。しかもケースに合わせて尾錠と遊革がブラック加工されている。案外、お買い得モデルなんじゃないか!?
SBDC165
2022年6月22日 Save the Oceanモデル
148,500円(税込)
シリコンストラップ無しモデルの中では最も高額。通常モデル+5,500円は文字盤代。白樺ダイヤルを思わせる意匠の氷河文字盤だが、白樺ほど彫りは深くない。昨今流行りの『アイスブルー』感が強い文字盤を有するのはSBDC167。おそらく、ファーストダイバーの方をアイスブルー文字盤にすると需要が偏ってしまうためであると考えられる。
【2024/3/7追記】
SBDC191
2023年8月 大谷翔平2023年限定モデル
187,000円
国内限定1700本だが、ホームラン王となったこと、エンゼルス最終年ということで人気が爆発。あっという間に完売しプレ値となった。
もともと人気のモデルであったこと、これまでの大谷翔平モデルがアストロンであり値段が高かったが、20万円以下という手の出やすい価格帯であったこと、大谷翔平自身の人気とも相まって、最後に花を咲かせた。
発売から2年の間に、様々なコンセプトで発売されてきました。(抜けがあれば教えて下さい。)
全体的には、汎用性の高いモデル展開であるような気がします。
2年の間に世界の経済情勢は大きく変化しましたが、表立った値上げがされていないことは特筆すべきポイントかなと思います。
大衆ブランドの大衆モデルなので、値上げ&値上げをしている高級スイス勢とは比べるべきではないのかもしれませんが、アピールこそしていないものの、この結果は企業努力の賜物ではないでしょうか。
15万円弱という数字は、高卒公務員の初任給(手取り)ぐらいの金額ですし、子供が2人ぐらいいる家庭ならば1ヶ月くらいの生活費に相当します。
時計民は、時計で15万円というと『安い!』と思う節がありますが、実はそうじゃないんですよ。気付いて!
当モデルは、これからもバリエーションが追加されるでしょう。
グリーン、オレンジ、バイカラーなど展開できそうなカラーはまだまだ残されています。
個人的にはセラミックケースやカーボンケース、MOP文字盤やカーボン文字盤といった異素材で展開してくれると嬉しいんですけど、そもそもセイコーは異素材全然使わないから無理なんでしょうね〜(きっと、数の出る量産品なので、品質を安定させ、かつ、同価格帯で提供することが難しいからだと思われる。)
皆さんは、何をお持ちですか?
また、どんなモデル展開を期待しますか?
コメント
コメント一覧 (2)
先日、発売当初から気になっていたSBDC101を某家電量販店でようやく購入しました。
手首の細い私にとっては、デザイン、サイズ感とも思っていた通りで、満足しています。
おっしゃるように私にとっても、安い買い物ではなく、まだ気軽にガシガシ使う感じではないので、しばらく大事に使おうと思っています。
後日、ついたポイントにちょっと手出しして、G-SHOCKのGA-2100-1A1JFも買っちゃったので、しばらく買い足しは我慢する予定です。
butsuyoku1624
がしました