30万円台…この響きに懐かしさを感じる方もいるでしょう。
一昔前まで、サブマリーナやエクスプローラー1、2、デイトジャストの中古が購入できる金額でした。
今でも忘れませんが、私が結婚した10年前、祝儀を使って初高級時計で検討したのが、税込398,000円のGMTマスター1でありました。
結局、ブライトリング(スーパーオーシャン42、約18万円)にしましたが。

つまり、税込30万円代の時計は、20代にとっては背伸びをすれば買えるものであり、30代以上にとっては仕上げやブランド、性能など一定の満足度が得られる(ハズ)の商品群といえます。
もちろん、正規店購入だけでなく、割引実勢価格や中古、並行などを加えると選択肢は星の数ほどあります。

先日、シチズン和紙モデルの記事を書いた際、385,000円という価格が他ブランドと比べたときにどのような立ち位置になるのか疑問に思ったので調べてみることにしました。
今回は、定価&HPに掲載されているモデルに絞って纏めてみましたので、お付き合いください。

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まずは、セイコー高級ライン。
残念ながら機械式は1本もありません。
GSは全てクォーツなるも3針だけでなく、GMTも選択できます。ですが、スポーツモデルはありません(泣)
クレドールは8jを載せているので薄く仕上がっており、いずれも10mmを切り、ドレスラインを名乗るに相応しいスペックとなっています。

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続いて素セイコー。
搭載キャリバーは、6L、8Lといった高級機に加え、GPS機たるcal.5X53があります。
追い込めば6L,8Lはクロノメーター規格を満たすポテンシャルはあるでしょうが、天下のセイコーといえども、素セイコーの30万円台ではクロノメーター規格を満たす量産品はラインアップ無しという結果になりました。
もちろん、クロノメーター規格を取っていないから劣るというわけではありませんが、消費者にアピールしやすいポイントであることも事実です。
ですが、他ブランドでもこの価格帯でクロノメーター規格を通したモデルは僅かです。
どのブランドのどのモデルかは、今後の記事をお楽しみに。

今月は、気になったモデルのほかこんな記事も投下していきます。
最後は、オレ的ベスト5を発表して締めたいと思っています。
みなさんもオレのワタシのベスト5を妄想してみてください。

【追記 2022.2.10】
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プロスペックスからブラックシリーズの限定版として1970 メカニカルダイバーズ現代デザイン 限定モデルが発表されました。
セイコーウォッチサロン限定で国内100本限定です。
cal.6R35を積む他の3モデルは、ファブリックストラップ+シリコンストラップにすることで、価格を抑え10万円台となっていますが、当モデルはSSブレス+シリコンストラップという組み合わせに加え、cal.8L35を搭載しているため税込363,000円となっています。

せっかくなら、コイツも製紐ストラップにすればいいのに…と思いましたが、やや!
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構造上、無理みたいです。
製紐ストラップいいですよね〜単体で発売してくれんかなぁ〜