
これまで、マスターピース、ヘリテージ、エレガンス、スポーツの4つにカテゴライズされていたモデルからエボリューション9が独立しました。
スポーツにもエレガントにもマスターピースにもまたがるポテンシャルを秘めているので、一定の理解はできます。
将来的には44GSコレクション、62GSコレクションも生まれるかもしれません。
さて、エボリューショ9コレクションは現在、5モデルがラインアップされています。


このうち、一般に購入できる(100万円の時計を購入することを一般と言っていいのかは疑問ですが…)のは3モデルですが水面(SLGA007)は完売ですので、実質的に白樺モデルのみという状況になっています。
その白樺モデル(SLGH005)ですら、限定モデルではないにもかかわらず、入手困難となっていて、入荷した先にすぐに売れてしまう状況が続いています。
私も運良く巡り合い、試着させてもらったのですがオーラバチバチでした。
ただ、かん幅が22mmもありますのでケース径40mm以上に大きく(と、言うよりドッシリ)感じました。
この度、発売された白樺SDモデルは水面モデルと同様、パワーインジケータを背面に搭載したcal.9RA2を搭載しています。
ですが、価格は水面よりもプラス55,000円です。
ムーブメント価格のヒエラルキーは、おおまかにハイビート自動巻>SD>自動巻>クォーツという認識だったのですが、エボリューション9コレクションでは、これが通用しません。
水面モデルは限定ゆえに安かったのか、それとも、白樺の方が手が掛かるから高いのか…

そして、同じ「白樺」と言えども、
自動巻:岩手県雫石
SD:信州
と、違うようで文字盤の意匠も変えられています。
(違いは分かるが何をどう表現したのかはサッパリ。今後、開発者等のインタビュー待ちですね。)

ちなみに、皆さんお忘れかもしれませんがエボリューション9シリーズの始まりは、グランドセイコー60周年記念モデルSLGH002とSLGH003でした。
忘れないであげて!
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