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9月16日にオリエントからオリエントスター70周年モデルが複数発表されました。基本は既存モデルの文字盤違い等ですが、完全新モデルのダイバーズも発表されました。

公式HP


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ご覧のとおり、1964年に発売されたオリンピアカレンダーダイバーを基にしたモデルであり、今の時代に合う相応のスペックを有しています。

かなり忠実に再現していますが…

どうしてパワーリザーブ計を付けた!?


蛇足以外の何ものでもないです。
「オリエントスターマーク」も「ORIENT STAR」表記も余分です。
インデックスも凹に夜光を流し込むような凝った処理でなく、オリジナルモデルの良さを殺している…
我々が求めているのは、中身最新、ガワはビンテージのモデルなんだよ…
変にオリジナリティ出す必要ないんだよ、ちゃんとした復刻モデル作ってくれよ…

と、思いました。

が、


物事は冷静に見なくてはいけません。

①復刻モデルなのか?


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否、公式は一言も復刻とは言っていません。
あくまでも、「伝統を継承し、革新を身にまとった、現代モデル」なのです。
セイコーのファーストダイバー現代モデル、アルピニスト現代モデルと同じと考えたら、腑に落ちるんじゃないでしょうか。
勝手に復刻モデル!と息巻いてはいけません。

②インデックスちゃうやん


上記画像にもあるとおり、ISO規格に準拠したダイバーズであり、なんちゃってダイバーズではない本格モデルです。
言い換えれば、ダイバー1964と銘打つ以上ダイバーズモデルとして恥じないスペックとした、ということですね。
現在、ダイバーズウォッチのISO規格のうち、インデックスは
 5.3判読性
  5.3.1 明るい所
    6.5.1によって試験を行ったとき,潜水時間表示計は,50 lxの最低照度で 明確に確認できなければならない。
  5.3.2暗い所
   6.5.1によって試験を行ったとき,潜水時計は次のa)〜e)の項目が,明確に確認できなければならない。
  c) アナログ表示の場合,5分ごとを指示する表示

と、されています。
おそらく、オリジナルのインデックスではISOの規格を満たすことは出来なかったのでしょう。

画像じゃ判りづらいですが、いちおう再現はされているようです…
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③パワーリザーブ計なんで付けた!?


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こらもう、プレスリリースの頭に書いてあります。
当モデルは「ORIENT STAR」のスポーツコレクションから出されるモデルなんです。
つまり、、、
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パワーリザーブインジケーターはオリエントスターでは標準装備なんですねぇ。標準装備だから付いている。それ以上でもそれ以下でもありません。
「オリエントスターマーク」も「ORIENT STAR」表記があるのも、然り、です。

まとめ


オリエントスターとしての展開なので、得たものもあれば失った(?)ものもあります。
「オリエント」ブランドのリバイバルシリーズで発売されると、なんちゃってダイバーズでミネラルガラスだったでしょう。しかし、オリジナルに忠実なデザインだったかもしれません。
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欲を言えばパワーリザーブなし、ロゴ復刻、もうちょっと薄く(14.5mmセイコーファーストダイバー現代モデルは13.2mm)、が良かったですね。
国内200本、海外300本なので、気になる方はお早めに。
定価は143,000円ですが、実勢価格は114,400円で、セイコーファーストダイバー現代モデルよりも安く購入できますよ。


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